2018/01/22
テイラー・スウィフトやサム・スミス等が絶賛する、南アフリカ出身・オーストラリア育ちのイケメン・シンガー、トロイ・シヴァン。2015年12月にリリースしたデビュー・アルバム『ブルー・ネイバーフッド』は、全米アルバム・チャートで7位にデビューし、母国オーストラリア(6位)やニュージーランド(3位)など、主要国でもTOP10入りするスマッシュ・ヒットを記録した。
そのデビュー作に続く2ndアルバム(タイトル未定)からの先行シングル「マイ・マイ・マイ!」を1月10日にリリースし、2018年の活動をスタートさせたトロイ・シヴァン。同日にはミュージック・ビデオも公開し、1週間で早くも1000万視聴を記録する話題作となっている。
廃工場のような場所で、軽いステップを踏みながら情熱的に歌い上げるモノクロの前篇から、髪を濡らした上半身裸の男性が複数登場する、“BL要素”含む官能的な後篇へ……。同曲は、「君が欲しくてたまらない!毎晩、死んでもいい」と、弱めではあるがセクシャルな内容が含まれていて、歌詞をイメージしたセクシーな表情やうねり動作、色気たっぷりのボーカルでリスナーを惹き込む。
「マイ・マイ・マイ」といえば、1990年にジョニー・ギルがヒットさせた同タイトルが真っ先に思い浮かぶが(古い)、あのメロウ・チューンとはまったく違う、フロアライクなエレクトロ・ポップに挑戦している。トロイがこれまで発表してきた作品とも、また違ったタイプの楽曲。ただ、「マイ、マイ、マイ……」と繰り返すサビのインパクトは、どちらも共通して強い。ソングライターには、デイヤやセレーナ・ゴメスなどのシングルを担当してきたリーランドや、スウェーデン出身の音楽プロデューサー=オスカー・ゲレス(マルーン5、DNCEなど)が参加している。
そして翌17日には、新曲「ザ・グッド・サイド」を続けて発表。こちらは、70年代初期のフォーク・ソングをリメイクしたような、アコースティック・ギターの弾き語りで、「マイ・マイ・マイ!」とは正反対のバラード曲。続けて聴いても同じアーティストが歌っているとは思えない、明確な違いを表現したトロイの温かみあるボーカルも素晴らしい。反骨精神を歌ったような深みある歌詞もいい。
2017年は、オランダのDJ/音楽プロデューサーのマーティン・ギャリックス(こちらもイケメン)とコラボした「ゼア・フォー・ユー」を5月にリリースしたが、それ以降音沙汰がなく、ニュー・アルバムの発売も未だ発表されないまま年が明けた。新曲が2曲連続でリリースされたことも含め、年内には2作目のスタジオ・アルバムをリリースするのではないかと思われる。
Text: 本家 一成
◎リリース情報
「マイ・マイ・マイ!」
トロイ・シヴァン
2018/1/10 RELEASE
「ザ・グッド・サイド」
トロイ・シヴァン
2018/1/17 RELEASE
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