2018/01/13
キース・ジャレットの伝説的ライブを収録したアルバム『アフター・ザ・フォール』が3月2日に発売されることが明らかになった。
本作は、カリスマ的人気で現代ジャズ界を牽引するピアニスト、キース・ジャレットの伝説のライヴを収録した最新アルバム。同アルバムには、1996年に慢性疲労症候群という難病の発症によって2年間の休養を余儀なくされたキースが、復帰以降、初めてトリオでの演奏を披露した、1998年のニュージャージー・パフォーミング・アーツ・センターでのライブ音源が収録されている。
キースは1998年に復帰第一作目としてピアノ・ソロ作品『メロディ・アット・ナイト、ウィズ・ユー』が発表された。その後パリでのトリオ・ライブを収録した『ウィスパー・ノット』が1999年にリリースしており、これはスイングジャーナル誌のジャズ・ディスク大賞を受賞している。本録音の演奏は、この2作品よりも早い時期の録音であることから、事実上の復帰ライヴを収録した価値の高い1枚と言える。
この作品について、キース・ジャレット本人は「改めてこのコンサートの音の素晴らしさに驚いた。これは私にとって病気からの復活を示すドキュメンタリーというだけでなく、本当に素晴らしいライヴ録音だ」とコメントしている。
この作品には、Disc1の1曲目の「バウンシン・ウィズ・バド」、Disc2の終わりの「ホエン・アイ・フォーリン・ラヴ」といった前述の『ウィスパー・ノット』と同様のラインナップに加えて、ソニー・ロリンズ作「ドキシー」やジョン・コルトレーン作「モーメンツ・ノーティス」、更にはビル・エヴァンスの名演でも有名な「枯葉」、「サンタが街にやってくる」など、ジャズ史に残る名曲が数多く収録されており、非常にバラエティ豊かなアルバムに仕上がっている。
◎リリース情報
キース・ジャレット・トリオ『アフター・ザ・フォール』
2018/3/2 RELEASE
UCCE-1169/70 3,780円(tax in.)
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