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2018/01/16

『ジオストーム』満足度97%のディザスター・ムービーがもうすぐ公開、気象予報士の饒村氏のコメントも

 天候を操る気象コントロール衛星の暴走が地球に引き起こす超異常気象を描いた映画『ジオストーム』が2018年1月19日より全国公開となる。この度、本作の公開に先駆けてBillboard JAPAN独占試写会が行われた。

 試写後のアンケートでは、本作の鑑賞前の期待値と鑑賞後の満足度を調査したところ、なんと来場者の97%が期待値を大幅に上回る満足感があったと答えた。その理由も様々で、「今までにないディザスターシーンの描写が大迫力だった」や「迫力が規格外!!」など、本作のウリの1つでもあるディザスターシーンを絶賛する声もあれば、「今までにない感動を味わった」や「兄弟や、親子の絆の描き方に感動した」など、感動のポイントを押す声も多くあり、スペクタクルと感動の両方支持を集めた結果となった。

 さらに今回、“本当にあったあなたのジオストーム体験”と称し、来場者に実際に経験した自然災害の恐怖についてもアンケート。すると台風や大雪などでの立ち往生や、外出時でのゲリラ豪雨など、誰しもが一度は経験したことのある苦い経験や、「近所の電柱に雷が落ち、電話中に受話器から火花が出た」や、「戦後最大の水害にあった」など、ハリウッド映画顔負けのディザスター体験の告白もあった。

 しかし気象予報士で、減災コンサルタントでもある饒村曜氏によれば、あながち空想の世界だけの事ではないという。饒村氏は「『ジオストーム』は現実に問題になっている地球温暖化やそこから起因する異常気象が元になっていますが、そこで描かれる気象制御という巨大な権限、それをめぐる各国の綱引きや調整など。様々な人間模様は十分起こり得る話だと思いました」と本作のリアリティを語る。

 では、今後の地球環境の悪化を食い止めるにはどのようなことが必要なのか? その答えは“強調”と“正しい知識”にあると饒村氏は答える。「まずは国際協調の雰囲気をつくることが大事だと思います。高い技術を持っていたとしても、協調がなければ人類の幸福の為には使うことはできないと思います。次に、我々一人一人が正しい知識を身につけることが大事です。異常気象への取り組みは長く続きますが、特定の個人や組織、国が利益を得るという仕組みを避けた上で、我々に何ができるかを考えなければいけません。」

 来場者のほぼ全員が本作のスペクタクル映像に太鼓判を押す結果となったが、やはり多くの来場者が実際に自然の驚異にさらされていた。劇中のようなゲリラ豪雨のようなカミナリや、超巨大雹が現実に起こる可能性は低そうだが、確実に地球の環境は変化している。この映画を通して、今一度、地球環境に関して考えてみるのはどうだろうか?


◎公開情報
『ジオストーム』
2018年1月19日(金)より、全国ロードショー
監督:ディーン・デブリン
出演:ジェラルド・バトラー、ジム・スタージェス、アビー・コーニッシュ、エド・ハリス、アンディ・ガルシアほか
配給:ワーナー・ブラザース映画
(C)2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., SKYDANCE PRODUCTIONS, LLC AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC

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