2017/12/13 18:00
2017年は、「バウンス・バック」が米ビルボード・ソング・チャート6位/R&B・ラップ両チャート3位の大ヒットとなり、同曲が収録された4作目のスタジオ・アルバム『アイ・ディサイディド』も、前作『ダーク・スカイ・パラダイス』(2015年)に続き、米ビルボード・アルバム・チャートで2作連続の初登場1位を記録するなど、大活躍だったビッグ・ショーン。本作『ダブル・オア・ナッシング』は、過去2作のアルバムでプロデューサーとして参加した、メトロ・ブーミンとのコラボレーション・アルバム。ビッグ・ショーンは、昨年4月にも女性R&Bシンガー=ジェネイ・アイコとコラボしたアルバム『トゥエンティ・エイティエイト(TWENTY88)』(全米5位/R&B・ラップ1位)をヒットさせている。
本作も、当然ながらメイン・プロデュースはメトロ・ブーミンが担当し、サブには昨年ビッグ・ショーンと「ドゥ・イット・アゲイン」でコラボした米デトロイト出身のラッパー=アーリー・マックや、今年もフューチャーやグッチ・メインなど人気ラッパーのアルバムをヒットさせた、売れっ子プロデューサーのサウスサイドなどがクレジットされている。
ゲスト・ミュージシャンには、10月に発売されたアルバム『ウィズアウト・ワーニング』でメトロ・ブーミンとコラボした、21サヴェージが参加。21サヴェージも、8週連続の首位をマークしたポスト・マローンの「ロックスター」や自身のシングル「バンク・アカウント」がロングヒットするなど、今年大活躍したラッパーの1人。その他にも、6月リリースの新作『プリティー・ガールズ・ライク・トラップ・ミュージック』(全米2位)が高く評価された2チェインズや、現在大ヒット中のカミラ・カベロ「ハヴァナ」にフィーチャリング・ゲストとして参加したヤング・サグ、フレンチ・モンタナの「アンフォゲッタブル」で存在感を示したスワエ・リーなど、今年の顔が揃っている。カーディ・Bとキャラが被る(?)女性ラッパーのキャッシュ・ドールも「ソー・グッド」でいい味出している。
もう1人のゲスト、トラヴィス・スコットが参加した冒頭の「ゴー・レジェンド」には、女王ダイアナ・ロスの全米No.1ヒット「マホガニーのテーマ」がさりげなく使われている。また、ジャジーな雰囲気漂う「イン・チューン」にはロリ・ペリーの「アップ・アゲインスト・ザ・ウィンド」が、ラテン風味の「フーズ・ストッピング・ミー」には、ブラジル出身の女性シンガー、ナザレ・ペレイラの「Clarão da Lua」という曲が、ラストの「ノー・ハーツ、ノー・ラブ」には、70~80年代を代表するファンク・デュオ=ブラザーズ・ジョンソンの代表曲「ストロベリー・レター・23」(全米5位)が使われていて、元ネタが上手くサンプリングされたこの4曲は、本作の中でも群を抜いている。特に「フーズ・ストッピング・ミー」の完成度は高い。「ビッグ・ビッドネス」や「サベージ・タイム」など、ビッグ・ショーンらしいトラップ中心のアルバムではあるが、メトロ・ブーミンとのコラボ・アルバムだからこそ実現できた楽曲が、本作の聴きどころといえる。
Text: 本家 一成
◎リリース情報
『ダブル・オア・ナッシング』
ビッグ・ショーン&メトロ・ブーミン
2017/12/8 RELEASE
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