2017/11/10
アメリカ・ニューオーリンズ音楽の発展に絶大な貢献を果たした音楽家、アラン・トゥーサンの命日。
トゥーサンは1938年1月14日、アメリカ・ニューオーリンズ生まれ。7歳の時にピアノをはじめ、50年代中盤にはファッツ・ドミノら地元の人気アーティストのセッションに参加するなど本格的なキャリアをスタートさせた。58年にはデビュー作『ザ・ワイルド・サウンド・オブ・ニューオーリンズ』をリリース。その後、アーロン・ネヴィルやラベルらを手掛けたことでプロデューサーとしての地位も確立した。ザ・ミーターズのファンキーな演奏と甘い歌声が印象的なソロ・アルバム『サザン・ナイツ』(1975)はニューオーリンズの音楽史に残る名盤として多くの人に愛されている。
ポール・マッカートニーやエルヴィス・コステロなどロック界の大御所からもリスペクトされ、共演・共作を果たしているほか、近年はコンスタントに来日も果たし『サザン・ナイツ』の再現コンサートなどで変わらぬスウィートな歌声と軽快なピアノを日本のファンに披露していた。
トゥーサンは2015年11月9日、スペインでの公演を終え10日未明に77歳で帰らぬ人となった。
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