2017/11/03
映画『ラストレシピ ~麒麟の舌の記憶~』の初日舞台あいさつが3日、東京都内で行われ、出演者の二宮和也、西島秀俊、綾野剛、宮崎あおい、西畑大吾、竹野内豊、滝田洋二郎監督が出席した。
本作は、天才料理人の佐々木充(二宮)が、70年前に天皇の料理番・山形直太朗(西島)が作り上げるも、歴史のかなたに消えた、幻の“大日本帝国食菜全席”の再現に挑む姿を描く。
11月3日は嵐のデビュ-記念日でもあり、二宮は「そんなことはあり得るのかな…」とまさかの“偶然”に感慨深げ。デビュ-18周年と重なったが「どんぴしゃで同じ日というのは無かったし、これをメンバ-に伝えると『そうなんだ』と驚いていました」と語ると、綾野が「素晴らしいですね」と祝福した。
会場では、本作が感動作であることにちなみ、登壇者が“最近泣けた話”を披露することに。二宮は「涙こそ出てはいないですけど、心にグッときた話でいいですか」と切り出すと、先日、実施された「カエルを捕まえるロケ」について語り出した。
「あまり他の生き物に触れるのが得意ではない」という二宮は「カエルをつかんで『これがカエルです』と見せたりしてたんですが、ヌルヌルするし、すごく嫌だった。めちゃめちゃ頑張って紹介したんです」と苦笑いを交えながら振り返った。
すると「後で嵐の人たちが『よくカエル触ったね』と褒めてくれた」という。「その時にグッときた。分かってくれる人は、分かってくれるんだなと思った」と明かし、会場を盛り上げた。
一方、大阪在住の西畑は、東京での仕事の帰りに「台風のために10時間半、新幹線の中で動けなくなった」という話を披露した。
西畑は「関西ジャニ-ズJr.のメンバ-に電話をしたら『テレビ電話をしよう』と言ってくれて。僕は車内なので、しゃべれないのですが、イヤホンを着けて(メンバ-が)動画で励ましてくれた。それを朝の4時ぐらいまでやってくれて、(電話を)切った後に自然と涙が出ました」と語った。
竹野内は、主演ドラマのクランクアップを“1人”で迎えた瞬間に、共演した麻生久美子が「サプライズで駆け付けてくれた」と告白した。
普段はあまり泣かないという竹野内だが、「都内から1時間ぐらいかかる場所までわざわざ…。一瞬、胸が熱くなりました」としみじみ語った。
西島も「18年前から友達の、当時は助監督の下の助監督だった人が、5年ぐらいかけて撮ったドキュメンタリ-が(開催中の)東京国際映画祭で上映され、舞台あいさつを見ているだけで“立派になったな”と泣きました」と明かした。
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