2017/10/24
2017年10月30日、アメリカはユタ州出身のロック・バンド、ネオン・トゥリーズが初の単独来日公演を行う。ネオン・トゥリーズは2006年のデビュー以来、3枚のアルバムをリリース。そのエネルギッシュなニューウェーブ・サウンドを武器にチャートを駆け上がり、シングル「Animal」(2009年)では全米13位、「Everybody Talks」(2011年)では6位を獲得。また、最新アルバム『Pop Psychology』(2014年)では全米6位を記録した。80年代風のポップスが牽引する現在のシーンの先駆的なバンドでもあり、2000年代にはザ・キラーズとのジョイント・ツアーも話題となった。
そんな彼らが今年、最新シングル「Feel Good」でシーンに颯爽と帰還。同作を携えての来日公演は、2011年の【SUMMER SONIC】以来約6年ぶり。単独来日公演はバンド史上初となる。そんな待望の来日公演を前に、Billboard JAPANでは、米国Billboardの動画インタビュー企画「#InStudio」でのバンドとのセッションを転載。最新シングル「Feel Good」や近況、気になる新作アルバムについて、バンドのリアルな声を公演の予習としてお届けしたい。
また、Billboard JAPANでは、10月30日の公演へ2組4名様の読者をご招待。詳細は本記事の最後に記載するので、そちらも合わせてチェックして欲しい。
<ネオン・トゥリーズ最新インタビュー>
――ニュー・シングル「Feel Good」は文字通りいい気分になるようなキャッチ―で中毒性抜群の曲だよね。とはいえ、リアルでパーソナルな場所から生まれたそうだね。
タイラー:僕にとって、ハッピーで過ごせるか?というのは日々の戦いだったんだ。でも、最近そこがミソじゃないっていうことに気づきはじめた。毎日、自分らしくあることができればいいかな?と思うようになってきて、今はそれを常に目標としてる。今は世界的に不穏な時代で、不安なことをたくさん感じている人もいると思う。僕自身、(人との)繋がりが感じられないと頻繁に思うことがある。それでも「Feel Good」したいから、この曲を書いたんだ。ある意味、嘆願としてね。そしたらバンドにとってのアンセムとなったんだ。このバンドの使命は、みんなを「Feel Good」させることで、そういう音楽を作り、そういうライブを行っている。バンドに再びエネルギーを与えたとも言えると思う。この曲にはすごく満足してるんだ。
――他のメンバーも、この曲がバンドに再びエネルギーを与えたと思う?
ブランデン:あぁ、もちろんだよ。カムバックして初のライブを地元の【Love Loud Festival】で行って、20,000人の前でプレイした時、あの曲は特に反応があって、みんなが受け入れてくれた。まるで「お帰り」って言ってくれるような気分がして、思わず笑みがこぼれたんだ。最高だったね。
――そのフェスでクラウドサーフィンしてたよね。
タイラー:そう、たまにやりたくなるんだ。汗まみれの体をみんなに委ねて、何も起こらないことを祈るんだ(笑)。
――(笑)。どの曲の時にやったかは覚えてる?
タイラー:大体「Sleeping With A Friend」の時にやってるよ。
――「Feel Good」のビデオに関して聞きたいんだけど、7~8ほど案があって最終的に(監督の)ROXANAの案になったようだね。彼女のアイディアに決めたのは?
タイラー:他の案を提出してくれた人のことをけなしたくはないんだけど、完全に繋がりが感じられるようなものが他になかったんだ。多くのアイディアは、曲のパーティーっぽいイメージに基づいたものだったんだけど、僕らは曲の内側を見せたかった。そんな時にROXANAのアイディアを貰ったんだんだよね。
クリス:それに、彼女の案と似たアイディアを僕たちも思いついていたんだ。なんだかクールで楽しそうだなって。そこに彼女の案が届いて、僕らのアイディアがさらに昇華されたものだったから、間違えなくこれが良い!って決断したんだ。
ブランデン:夏っぽいヴァイブを持った映像にしたかったというものある。でも、夏だけで終わるのではなく、一年中感じられる楽しげなエネルギーを持ったものにね。
――(ビデオについて)メンバーの誰が言ったのかは分からないんだけど、ネオン・トゥリーズは“今”のために存在するようなバンドだったことがない、というコメントがとても興味深くて。様々な時代から影響を受けているようだけど、それはどうしてだと思う、エレイン?
エレイン:第一には、それが楽しいから。そして第二には私たち全員が、スタイルやヴァイブに惹かれているから。“今”のスタイルやヴァイブが何か?というのは判断しにくいと思う。過去、またはこれから生まれそうなムード、ヴァイブやスタイルの方が分かり易いでしょ? それが一つの理由なんじゃないかな。それに様々な時代--その時代に何が起こって、どう時代を形どったのか--に興味があるの。
クリス:個人的には、逃避できるような音楽やアートが好きだから、それを具現化する方法の一つでもあると思う。
ブランデン:映画的なアプローチをとりたかったのもあるね。バンドがステージ上でロックしてるようなビデオをいくつか作って…それもそれで良いんだけど、こっちの方が断然楽しいと思うから、それならやってみようってことになったんだ。
タイラー:僕の声って常に…レベル10が最高だとしたら11あるっていうか、あまりマンブルなもごもごした歌い方はできないんだよね。だから、そういう意味でも、ちょっと大げさで、いかにもバンドって感じのスタイルに惹かれるんだ。どれだけ意識的に真似をしているかは分からないけど、色々な時代を参照して、その時に合うものをピックアップしているんだ。
ブランデン:ビデオに関しては、他のバンドというより映画を参照していることが多いね。
――数週間前にザ・キラーズがこの「#InStudio」に出演してくれたんだけど、君たちがロニー・ヴァヌッチィに発見されたというのは本当なの?
タイラー:大半は彼のおかげだったと思う。
ブランデン:僕はラスヴェガス出身で、彼と昔バンドで一緒に演奏していたことがあるんだ。一緒に音楽をやりながら育って、自分が所属していたバンドの音源を彼によく送っていた。このバンドは、彼らの系統なんだ。それで、彼が音源を聴いて、すごく気に入ってくれたみたいで、ラスヴェガスでライブをやった時に観に来てくれたんだ。その直後に「秋の予定は?」って聞かれて、彼らの北米ツアーのいくつかの日程で前座をすることになった。タイミングもすごく良かったし、彼がバンドをバックアップしてくれたのも良かった。彼らは良いバンドだし、人柄も良い。でも、「友達だからやってやるよ」という感じじゃなかったよ。だって、それまでの10年間に自分が参加してた様々なプロジェクトの音源を聴いてもらっていたからね。「これは良いけど、僕にはどうにもできないね」って具合に。
――新曲「Feel Good」をリリースして、今夜NYのバワリー・ボールルーム(The Bowery Ballroom)でのソールドアウト公演を控えているわけだけど、今後の予定について教えてくれる? ニュー・アルバムには着手しているの?
タイラー:曲はいくつか出来上がっていて、方向性も何となくは決まったんだけど、まだ検討してるところだね。
エレイン:まさにプロセスのど真ん中だから、具体的なことについて話すのは難しいかな。でも、メンバー全員すごくエキサイトして、積極的に関わっているし、前に進んでいる。間もなく色々と明らかになると思うわ。
ブランデン:音楽性や方向性に関して、最近話し合って、バンドについて久しぶりに良いフィーリングを得られたから、僕はハッピーだね。
――「Feel Good」が、ちょっとでも今後の方向性の示してるんだったら、楽しみだよ。
タイラー:いや、全然示してないよ。
全員:(大爆笑)
ブランデン:(「Feel Good」は)今の僕たちを表しているし、敬愛する“ロック界のカメレオン”に自分たち自身がなることを許してなかった部分もあるから、どうなるかは分からないんだ。
タイラー:実はアルバムのタイトルが“ロック界のカメレオン”なんだよね(笑)。
◎【Neon Trees Live In Japan】特別ご招待
2017年10月30日(月)
東京・duo Music Exchange
開場 18:15 / 開演19:00
<応募方法>
01. ビルボードジャパン公式ツイッターアカウント“@Billboard_JAPAN”をフォロー
02. 本ニュースのツイートをリツイート(RT)
※当選者様にはビルボードジャパン公式アカウントよりDMでご連絡致します。
※当日は受付で、ご当選の情報を確認させて頂きます。
※当選時にビルボードジャパン公式アカウントをフォローされていない場合は、無効となりますのでご注意ください。
※入場時には別途ドリンク代のみ掛かりますので、予めご了承下さい。
<受付期間>
2017年10月25日(火)12:00~2017年10月27日(金)11:59まで
<その他詳細>
スタンディング 7,500円 (税込・別途1Drink代) ※未就学児入場不可
URL:http://bit.ly/2eYfJNV
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