2017/10/14 12:00
昨年は星野源の「恋」やRADWIMPSの「前前前世」などが長期に渡ってチャートの上位にランクインしていたが、今年はエド・シーランの勢いが止まらない。比較的、洋楽曲はヒットするとロングセラーになりやすく、邦楽ほど週ごとの落差が激しくなることはあまりない。これは、初動が緩やかで、アイドルのように一気に売るという手法が合わないからだ。とはいえ、ヒットと呼ばれる域にまでなる楽曲はJ-POPに比べると非常に厳しい。
そんな中、エド・シーランの「シェイプ・オブ・ユー」は、今週のHot100で6位を記録しているが、これがすでに39週目のチャートインというから驚く(【表1】)。2011年にデビューしたエド・シーランは、あっという間に人気者となり、デビュー作『+』(2011年)が英国だけで200万枚を超えるセールスを記録、続くセカンド・アルバム『x』(2014年)も300万枚以上もの数字を叩き出し、一躍トップ・シンガー・ソングライターとなった。そして、今年3月に発表されたサード・アルバム『÷(ディバイド)』はまだまだ売れ続ける気配がある。
「シェイプ・オブ・ユー」は『÷』の先行シングルであり、そういった意味においても世界的に話題性の高い一曲だった。よって一時的にどんと売れるのは想定内だが、これほどまでに長く上位にランクしているのは、この楽曲の底力だろう。いわゆるダンス・ポップでもないし、売れ線アイドル系でもないが、クールなメロディや歌い方は、何度か聴いているうちに心地よさが増してくる。まさにスルメ系の名曲なのだろう。Text:栗本斉
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