2017/10/01
2016年5月よりイタリア・ローマ歌劇場で行われた全15回イタリア公演のチケットすべてが初日を待たずして完売したという、ソフィア・コッポラ初演出のオペラ『椿姫』がスクリーンに登場する。
『ヴァージン・スーサイズ』(99)で監督デビューし、『ロスト・イン・トランスレーション』(03)など注目作を発表し続けてきたソフィア・コッポラがオペラを初演出。演目はイタリアの作曲家ジュゼッペ・ヴェルディの悲恋オペラ『椿姫』だ。
全世界が憧れるハイブランドの創始者ヴァレンティノ・ガラヴァーニが、18世紀のフランス王妃の伝記を現代ポップカルチャー要素を交えて描いた、ソフィアの代表作のひとつ『マリー・アントワネット』(06)を見て感銘を受けヴァレンティノが直々にコッポラに演出をオファーし、今回の公演の実現に至った。
ヴァレンティノ自身はヴィオレッタの衣裳をデザインし、他は、彼の指示のもとヴァレンティノスタッフが手掛け、本公演の見どころの1つとなっている。そして、舞台美術には、話題映画『ダンケルク』など、大作を手掛けるネイサン・クロウリーが大抜擢された。
コッポラは、「ヒロインを現代人が共感できる女性として演出した」と語り、今だからこそ見なければいけない「椿姫」が完成。コッポラの世界観が好きな映画ファンはもちろん、ファッションや美術も見所満載だ。『ソフィア・コッポラの椿姫』は10月6日、TOHOシネマズ日本橋にて2週間限定公開、ほか全国順次公開。
◎公開情報『ソフィア・コッポラの椿姫』
演出:ソフィア・コッポラ
指揮:ヤデル・ビニャミーニ
衣装:ヴァレンティノ・ガラヴァーニ、マリア・グラツィア・キウリ、ピエールパオロ・ピッチョーリ
キャスト:ヴィオレッタ:フランチェスカ・ドット、アルフレード:アントニオ・ポーリ、ジェルモン:ロベルト・フロンターリ
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