2017/09/28
9月28日はマイルス・デイヴィスの没後26年。
1991年9月28日に65歳でこの世を去ったマイルス。死から四半世紀が過ぎた現在もなお、ジャズ界のみならずロックやヒップホップ、さらには映画界まで、あらゆるシーンに影響を与え続けている。マイルス×映画というテーマで真っ先に思い浮かぶのは、1958年公開のフランス映画『死刑台のエレベーター』だろう。フランス映画界の巨匠ルイ・マルのデビュー作である同作は、ヌーヴェルヴァーグの重要作品であるとともに、マイルスがストーリーに合わせて即興で音楽を吹き込んだ作品としても有名。洗練された映画の雰囲気を際立てるマイルスの名演は、今からちょうど60年前の1957年12月に吹き込まれたもの。真夜中のパリにてたった一晩でおこなわれたそうで、近年、そのセッションの模様がネット上に出回り話題に。同作は巨匠ルイ・マルの衝撃的デビュー作というだけでなく、映画とジャズの密接な関係を決定付けた傑作として、映画と音楽、双方の歴史に刻まれている。
なお、今年5月にマイルスの“空白の5年間”をモチーフにした映画『MILES AHEAD/マイルス・デイヴィス 空白の5年間』がDVD/ブルーレイでリリース。同作では、『ホテル・ルワンダ』(2004年)などで知られるドン・チードルが監督・主演を務め、ユアン・マクレガーが音楽記者役を、音楽をロバート・グラスパーが担当している。
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