2017/08/23
ベルウッド・レコード内のピアノ弾き語り系の名門レーベル Cocktail(カクテル)”が創立15周年を迎えたのを記念し、オムニバスミニアルバム『Cocktail(02年)』と『Cocktail2(03年)』収録の幻の音源を配信スタートさせた。
はっぴいえんどや、あがた森魚などを輩出したベルウッド・レコード内に、2002年秋に発足したピアノ弾き語りレーベル Cocktailは、奥華子、高田みち子、鈴木朋、入日茜、信保陽子などが参加し、ピアノと歌だけというシンプルな形態で個性を表現した女性シンガーソングライター達のレーベルである。
シンプルでいて、なおかつ奥深い歌で構成されたオムニバスミニアルバムやソロシングルは、都内ライブハウスを中心に当時活性化していたピアノ弾き語りシーンを象徴するものであり、J-POP界のピアノ弾き語りシーンを円熟させる大きな影響を与えた作品となった。その後、レーベルは数年の休眠を経て、現在もなおピアノ系女性シンガーの作品をリリースしている。
今回、レーベル創立15周年を記念して、今や店頭では入手困難になっていた、創立時の貴重な音源たちの配信が、本日8月23日よりスタート。その中にはキーボードでのストリートライブを重ねて“10万人の足をとめた魔法の声”といわれる奥華子の、原点ともいえる楽曲「Rainy day」(※ファンの支持が高く、彼女の最新アルバムの1曲目を飾っている)も、ピアノ弾き語りのオリジナルバージョンにて聴くことができる。
ピアノ弾き語りファンはもとより、そうでないJ-POPファンも必聴の音源、ぜひ注目してほしい。
◎奥華子コメント
「デビュー前の当時にしか書けないような歌詞と、色んな葛藤の中にある歌がそのまま収録されている“Cocktail”のピアノ弾き語りは私にとって特別な録音です。
個人的には自分の作品の中で、詞も曲もベスト3に入るくらい好きな曲なので、たくさんの方に聞いてもらえたら嬉しいです!」
◎入日茜コメント
「“Cocktail”でデビューした私にとって、レーベルの15周年はそのまま私の15周年でもあります。あの頃「白い部屋」で描いた哀しみは、時を経て今、どんなふうにみなさまの心に届くのかな。 私の原点のうた。メモリアルイヤーを前に、配信によってまた新たな出会いの機会をいただけたことに、心から感謝いたします。」
◎信保陽子コメント
「“Cocktail”というレーベルに出逢い、そこに関わるすべての人達と育んだ大切な想い出の曲達が配信されることになり、私もとても楽しみにしています♪
時を越えても変わらぬ想いはただ……ありがとう。」
◎大木彩乃コメント
「声と指でうたうピアノ弾語りだけで、映画のように心揺さぶる香りを放ちたい。そう、自分の道を見つめるきっかけとなったカクテル。「青い魚」は私にとって一生をかけて憧れる音楽そのもの。配信という形でどうか、一人でも多くのかたに、“Cocktail”という弾語りの放つ短編物語を知ってもらえたら、嬉しいです。」
◎高田みちこコメント
「当時みんなでインストアライブやミニコンサートなど色々な場所に行ったのを思い出します。
楽屋はいつも和やかでよく笑っていました。振り返ればこの15年で世の中が本当に大きく変わり、
震災も不景気もテロもスマホもあっという間に日常に浸潤しました。“Cocktail”には普遍的な生命力が溢れていると思います。時代が巡ってもそれは変わらない気がします。 みんなに再会し改めてそのことを実感した、15年目です。」
◎木下直子(NAOKO)コメント
「私が木下直子ではなくNAOKOだった頃。 右も左も分からない小娘の私をコンピに入れてくれたのが“Cocktail”でした。 大先輩方の演奏や活動を身近で感じながら沢山のものを吸収しました。15周年本当に嬉しいです。 皆様も今回の配信を機に、まだ幼かったあの頃の声と今の声を聞き比べてみて下さいね♪」
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