2012/06/27 12:05
1994年に2パックが銃撃された事件は、半年後に起きたノトーリアスB.I.G.殺害事件と相まって、ヒップホップ界を東海岸と西海岸に分断する抗争を激化させたが、麻薬密売組織を運営し数百万ドルのドラッグを密売したとして昨年11月、FBIに逮捕されていたジェームス・ロズモンド(別名ジミー・ヘンチマン)が関与を認め、襲撃の指令を出したことを明らかにした。ロズモンドはブランディ、ザ・ゲーム、ショーン・キングストン、シャイン、エイコンらが所属するマネージメント会社を経営し、ヒップホップ界に君臨していた人物。一方、50セントらと共に犯罪組織を作っていたと言われる2パックは九死に一生をえたものの、96年にラスベガスで友人であるマイク・タイソンの試合後に銃殺されている。そして、その前には「アゲインスト・オール・オッズ」で、ロズモンドが関与していると訴えていた。
また、デクスター・アイザックという人物が昨年、ロズモンドが事件の主犯で「彼に雇われ俺がクワッド・スタジオにいた2パックを撃った」とするステイトメントを出している。事件はニューヨーク州法ではすでに時効が成立しているため、実際に罪に問われることはないが、ロズモンドは殺人を指示したとして先週22日に起訴された。なお、彼は前出のドラッグ違反で公判中で終身刑に直面している。一方、アイザックは違う殺人罪で終身刑を受け、服役中だ。
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