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2017/06/23 16:30

アンジュルム 激動の季節に「みんなで支え合ってハロー!プロジェクトを守っていきたい」カンガルの3人へ「来てくれて大丈夫です!」

 6月21日に待望の新シングル『愛さえあればなんにもいらない/ナミダイロノケツイ/魔女っ子メグちゃん』をリリースしたアンジュルムが、その翌日に今作の発売記念イベントを池袋サンシャインシティ アルパB1F 噴水広場にて開催。ミニライブ&握手会に加え、各メディアによる囲み取材に臨んだ。

<アンジュルムの今「止めれるもんなら止めてみろ!」~℃-uteとの約束>

 アンジュルムは、今年5月に【アンジュルム コンサートツアー2017春 ~変わるもの 変わらないもの~】最終公演(http://bit.ly/2sXrywa)としてスマイレージ時代から数えて5度目となる日本武道館へ挑戦。工藤遥の卒業が発表されたばかりのモーニング娘。'17の全国ツアーや、℃-uteの解散コンサート、ももちこと嗣永桃子のラストライブ等、同じハロプロ内だけでもこれだけ多くの重要イベントと時期が重なったこともあってか、当初は券売に苦戦していたものの、ツアーやイベント、ブログ、ツイッターなどを通して当日まで「自信しかない!」「楽しみしかない!」と一切の悲哀を匂わせないアンジュルムらしい呼びかけを続け、少し前まで「チケットが半分しか売れていない」状況だったという会場は、2階最後方ブロック以外は埋まるという、最後まで諦めない気持ちが見事に反映された光景を生んでみせた。

 そこで改めて「止めれるもんなら止めてみろ!」と涙を誘うほど紛うことなきアンジュルムを体現し、何があろうと明るい未来を自分たちだけのやり方でこじ開けてきたアイドルの姿を見せつけた彼女たち。先日の℃-uteラストコンサート(http://bit.ly/2shz83Z)ではオープニングアクトで「愛さえあればなんにもいらない」を披露しつつ、アンジュルム及びハロー!プロジェクト現リーダーとして本編にも登場した和田彩花は、「これから私たちハロプロメンバーは、そんな風に(℃-uteのように)努力して「変わっていく」ということを……やっていけたらいいなと思いますし、来年、ハロー!プロジェクトが20周年を迎えるので、℃-uteさんが守って来て下さったものとか、切り拓いて下さったものとかを私たちが受け継いでいけるように、頑張りたいなと思います」と敬愛する先輩たちと涙ながらに約束する場面もあった。

<現在休養中のメンバー・相川茉穂の手を握り締めるような動き>

 そんな2017年のアンジュルムが満を持してリリースする今年一発目のシングル『愛さえあればなんにもいらない/ナミダイロノケツイ/魔女っ子メグちゃん』。今作を携えて噴水広場のステージに登場した彼女たちは、前述の武道館公演でも大きな感動を生んだ「ナミダイロノケツイ」からミニライブをスタート。美しいコンテンポラリーダンスを繰り広げながら「またみんなで笑えるまで 一緒に育てたこの場所は 必ずね 守っていくよ」と歌い、最後に隣のメンバーの手を握り締める場面では、ステージ向かって左端の中西香菜が今はそこにいない、現在休養中のメンバー・相川茉穂の手を握り締めるような動きも見せ、その後に披露した楽曲「魔女っ子メグちゃん」「次々続々」「カクゴして!」等でも「アンジュルムは9人」と暗に示すフォーメーションを見せたりと、この日も変わらぬ絆の強さを感じさせてくれた。

 また、MCもアンジュルム感200%の内容でお届け。室田瑞希がファースト写真集『MURO』について触れながらセクシー担当を目指すと意気込めば、彼女より3年以上先輩となる勝田里奈が「私はまだ一冊も写真集を出せてない」と笑いを誘い、竹内朱莉も(取材陣の)カメラマンの方々があんなにいっぱいいるのに誰も私を撮ってくれないとクレーム! これまた会場中の爆笑を誘っていた。そして「愛さえあればなんにもいらない 恐れないで踏み出そう 誰かに何て言われてもいい 愛をもって強く強く生きるんだ!」と今のアンジュルムの想いをこの上なく表現していると思われる「愛さえあればなんにもいらない」でミニライブを締め括ると、そのままステージ上で各メディアによる囲み取材が始まる。

<ハロプロを引っ張っていけるような存在……その前にカントリー・ガールズ>

 将棋やアイドルの結婚など時事ネタも質問として飛び交う中、竹内朱莉は「昔、ここで℃-uteさんが武道館公演と海外公演をサプライズで発表されてたじゃないですか。それでウチらも横断幕あるかなと期待して後ろ向いてたけど何もなかったし、でもヴィジョンがあったから「これだ!」と。いつもよりちょっと記者さんも多かったから事務所的に何か言ってるんだろうなと思ったから「あそこ(ヴィジョン)に出るんだ、海外公演」と思って。私たち2年越しで海外公演という夢をずっと口にしてるんですよ。まだ叶ったことないんですけど、「今日こそ来たな!」と思ったら何もないまま終わりました!」と不満を語り、他のメンバーたちも「パスポート取ったのに!」「全員取ったんですよ」とこれに賛同し、最終的に記者に煽られる形で「今年こそ海外に行くぞー!」と叫ぶも空回り、ここでも笑いをしっかり生んでいく。

 また、当編集部からの質問「今月、℃-uteさんが解散して、ももちさんも引退されますけれども、アンジュルムはこれからのアイドルシーンでどんなポジションを獲っていきたいと思っていますか?」に対して和田彩花は、「もちろんハロー!プロジェクトを引っ張っていけるような存在になれたらいいなという想いはあるんですけれども、その前にカントリー・ガールズが移籍だったり兼任だったりあったりするので(http://bit.ly/2sb61Av)、まずはそこをみんなで支え合ってハロー!プロジェクトを守っていきたいなと思ってます。それからですね! それが落ち着いたらアンジュルムが引っ張っていけるようにグイグイと攻めていけたらいいなと思ってます」と返答。その後、カントリー・ガールズの移籍&兼任組メンバーに対して「アンジュルムのリーダーとしては、3人まとめてどうぞ。来てくれて大丈夫です!」といつでも受け入れる覚悟は決まっている様子も伺わせた。

<激動のシーズンを確実に迎えているハロー!プロジェクト>

 そんなリーダーとして逞しい姿を見せてくれた和田彩花はもちろん、誰もが前へ前へ突き進んでいかんとする気持ちに溢れていたアンジュルムの面々。激動のシーズンを確実に迎えているハロー!プロジェクトに……もっと言えばアイドルシーン全体に笑いを生み、光を射し、ネガティブなムードをどんどんポジティブな力へと変換しながら掻き消していけるのは、彼女たちのような存在なのかもしれない。今作のリリースイベントはまだまだ各所で行われるので(http://bit.ly/1ypbeNd)、この機会にぜひ無邪気な革命児たちのパワーに触れてみてほしい。

取材&テキスト:平賀哲雄
撮影:Jumpei Yamada

◎イベント【アンジュルム6/21発売23rdシングル『愛さえあればなんにもいらない/ナミダイロノケツイ/魔女っ子メグちゃん』発売記念イベント】
2017年06月22日(木)池袋サンシャインシティ アルパB1F 噴水広場 セットリスト:
01.ナミダイロノケツイ
02.魔女っ子メグちゃん
03.次々続々
04.カクゴして!
05.愛さえあればなんにもいらない

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