2017/05/31 13:46
今週のBillboard JAPAN Top Classical Albumsは、第156回直木賞を受賞した恩田陸による話題作『蜜蜂と遠雷』の物語の核となる19曲を厳選したコンピレーション・アルバムが第1位を獲得。第2位は、僅差で岸田繁(くるり)の「交響曲第一番」世界初演録音盤となり、この2作品が3位以下を大きく引き離すという結果となった。
第1位『蜜蜂と遠雷 音楽集』は、物語の舞台となっている3年毎に開催される国際ピアノコンクールで演奏される曲のコンピレーション・アルバムだ。2枚組CDの1枚目はコンクール第1次予選から第3次予選の演奏曲、2枚目はファイナルの演奏曲となっている。著者自身の監修のもと、登場人物それぞれのイメージに合った「音」を選ぶというコンピレーション・アルバムは、ナクソスの膨大な音源あってこそ。コンクール曲のプレイリスト化は、2016年12月からナクソス協力のもと数週間に渡り行われており、今回のCD化はファンからの熱望が結実したものと言えるだろう。
第2位の『岸田繁「交響曲第一番」初演』は、2016年12月4日にロームシアター京都コンサートホールで開催された『京響プレミアム-岸田繁「交響曲第一番」初演-京都公演』のCD化だ。「交響曲第一番」は、岸田繁が2016年3月に京都市交響楽団からの依頼を受け、およそ1年半をかけて完成させた本格的なオーケストラ作品。その他、同じく岸田繁「Quruliの主題による狂詩曲」が収録されている。text:yokano
◎【Billboard JAPAN Top Classical Albums】トップ10
1位『蜜蜂と遠雷音楽集』
2位『岸田繁「交響曲第一番」初演 』
3位『BEST OF THE THREE VIOLINISTS』葉加瀬太郎,高嶋ちさ子,古澤巌
4位『あなた~よみがえる青春のメロディー』山田姉妹
5位『J.S.Bach:Solo Works for Marimba』加藤訓子
6位『0歳からの育脳クラシック』
7位『amour』宮本笑里
8位『Hope』リベラ
9位『マーラー:交響曲第4番』山田和樹,日本フィルハーモニー交響楽団
10位『KIYOZUKA』清塚信也
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