2012/02/22
EMIミュージック・ジャパンが、2月19日 さいたまスーパーアリーナで【EMI ROCKS 2012】を開催。吉井和哉、東京事変、ACIDMANなど所属アーティストが豪華共演を果たした。
キラーチューンの連発で朝一から観客を盛り上げたBase Ball Bearや、中島みゆきのSEに合わせて踊り狂いながら登場し、絶叫と轟音、独特なキャラクターで強烈なインパクトを与えた女子4人による新星バンド 赤い公園。同じく各方面から注目を集めているThe SALOVERS(ザ サラバーズ)が、それぞれ熱いパフォーマンスを繰り広げる中、前半戦のハイライトとも言えるアクトを展開したのが清 竜人だ。5月9日リリースのニューアルバム『MUSIC』から新曲3曲を、なんとミュージカル編成でお届け。学生やヤンキーなどに扮して完成度の高い踊りと芝居を披露し、多くのオーディエンスを騒然とさせた。
後半戦では、雅-MIYAVI-がH ZETT MやKREVAとのコラボで観衆を魅了し、the telephonesがお祭り騒ぎを巻き起こす一方、James Iha(元 スマッシング・パンプキンズ)は穏やかな歌とギターの音色で心地良い空間を創り上げていく。そして、2月29日の日本武道館ライブをもって解散する東京事変は、シンプルな演出にも関わらず、華やかさを感じさせるパワフルなステージを展開。『キラーチューン』では、客席に掲げられた無数の旗(東京事変グッズ)を見て椎名林檎(vo)が「美しいです!」と叫ぶなど、感動的な一時となった。
片平実によるDJタイムを挟んだ後は、ストレイテナーがメンバーそれぞれの個性を剥き出しにしながら、全身全霊のパフォーマンスで一体感を生み出す。ACIDMANは、日本の未来へ向けた熱い想いを口にし、優しいギターと歌声のサビから始まる『ある証明』のライブアレンジバージョンを熱唱。大木伸夫(vo,g)が「うおぉぉぉぉ!」と叫び声をあげると、観客もそれに応えるように拳を高らかに掲げていた。
さらに、9mm Parabellum Bulletは「俺たちと遊ぼうぜー! みんなまとめて仲間だぁぁぁ!」と狂喜乱舞を巻き起こす。続く吉井和哉は、そんな9mmと共にTHE YELLOW MONKEY『SPARK』などを披露。「EMIと言えば伝説のロックバンド! リスペクト!」「再結成しろー!」と、『ONLY YOU』『Dreamin'』といったBOφWYの名曲カバーも熱唱する。
そして最後は、吉井和哉、東京事変、ACIDMAN、9mm Parabellum Bulletなど本日の出演者がステージへ再登場し、ザ・ビートルズ『ALL YOU NEED IS LOVE』を歌唱。吉井和哉が「第3回もお楽しみにー!」と叫び、大盛況の内にイベントの幕を下ろした。
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