2017/04/28 10:16
スマホアプリ『モンスターストライク』(通称モンスト)の初となる単独オーケストラコンサートが、4月27日にすみだトリフォニーホールで行われた。
会場にはロゴマークをあしらったフラッグが貼りめぐらされ、ステージ上にも中央に鎮座するパイプオルガンの左右に巨大フラッグとモニターが配置。三部構成のコンサートは、中田延亮による指揮、新日本フィルハーモニー交響楽団の演奏で、第1部の1曲目「激究極~荒原の蹄音~」からスタートした。演奏中は、オーケストラの映像だけでなく、『モンスターストライク』のキャラクターをフィーチャーしたVJ映像がモニターに映し出され、重厚なオーケストラの演奏とゲームの世界観とリンクしたコンサート演出が融合して観衆を魅了していく。
初披露となる新曲を満載した第1部が終わると、壇上にMCが登場。モンストユーザーにはおなじみの、XFLAGの中の人、“さなぱっちょ”と“ぱなえ”が司会進行をつとめた。彼女たちの呼びかけにより舞台上にはモンスターストライクプロジェクトを立ち上げた、株式会社ミクシィ取締役でXFLAGスタジオ総監督の木村弘毅氏と、モンスターストライクの楽曲を数多く手掛ける作曲者、桑原理一郎氏が登壇し、楽曲制作秘話や今回のコンサートへの想いを語り、コンサートは2部へ突入。
第2部はうってかわって、連弾デュオ鍵盤男子によるライブセッションのコーナー。告知動画でもおなじみのメインテーマの連弾でスタート。鍵盤男子の超絶テクニックに酔いしれた後は、彼らの呼び込みより、このセッションのために集められたスペシャルバンドが登場。サックス、ドラム、コントラバスと連弾によるエモーショナルなスペシャルセッションに客席が酔いしれた。
休憩をはさんで第3部に突入。昨年のXFLAG PARK2016で披露されたモンスターストライク組曲が装いも新たにコンサートホール仕様で演奏された。すみだトリフォニーホールならではのパイプオルガン、合唱団、民族楽器、民謡など様々な音楽のエッセンスが融合され、大きなうねりとなって、楽章をおうごとに盛り上がっていく。第6楽章~爆絶~でクライマックスに到達し、演奏が終了すると、会場からは大きな拍手と共に鳴り止まないアンコールが。
指揮の中田延亮と作曲者の桑原理一郎氏が共に舞台上に再登場すると、なんと指揮を委ねるサプライズが。作曲者、桑原理一郎自身による指揮で第7楽章に突入。出演者全員が舞台上に再登場し、アンコールエンディングを盛り上げた。会場は興奮と熱狂に包まれ、拍手が鳴り止まない感動のフィナーレとなった。なお本コンサートの演奏を収録し、演奏曲全てをオンラインで配信することが決定している。
◎公演概要【MONSTER STRIKE SYMPHONY “Prelude”】
2017年4月27日(木)
すみだトリフォニーホール
演奏:新日本フィルハーモニー交響楽団
指揮:中田延亮
◎配信情報
「MONSTER STRIKE SYMPHONY~Prelude~」
2017/5/25 RELEASE予定
1曲250円、アルバム1500円
新日本フィルハーモニー交響楽団
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