2017/04/25 23:51
ポール・マッカートニーの来日ツアーが4月25日東京・日本武道館よりスタートした。
定刻の6時半を30分ほど過ぎた7時3分に会場が暗転し、ポール・マッカートニーがベース・ギターを抱えてステージに登場。手を振って武道館を満杯に埋めた1万1千人のファンの歓声に応えた。
「A Hard Day's Night」で幕を開け、「Jet」を演奏。「コンバンワ、ニッポン。コンバンワ、トウキョウ。コンバンワ、ブドウカーン」と日本語で挨拶し、拍手を浴びた。さらにビートルズ、ウイングス、ソロの各楽曲を、ベース、エレキギター、アコースティック・ギター、ピアノ、キーボードと演奏楽器を次々に変えて披露した。
そしてアコースティック・ギターで「We Can Work It Out」を聴かせた後、「ずっと昔の話。ビートルズがこの場所で演奏した。素晴らしいこと」と話し、続けて日本語で「ツギハ、ビートルズ、ハツレコーディング」と曲を紹介し、「In Spite Of All The Danger」を演奏。「ザ・ビートルズ」と日本語風に発音するのがお気に入りのようで、何度か「ザ・ビートルズ」と繰り返し、1962年に本国イギリスで発売されたファースト・シングルの「Love Me Do」を演奏。さらにアコースティック・ギター1本で「Blackbird」、「ジョンニササゲマス」と「Here Today」を続けて披露すると大喝采を浴び、コンサートのハイライトのひとつとなった。
「コノキョクハ、ニホンハツコウカイ」とサプライズで演奏したのは「I Wanna Be Your Man」。「彼氏になりたい」の日本題でも知られる同曲は、ポール・マッカートニーとジョン・レノンの2人がローリング・ストーンズに提供し、ストーンズの2枚目のシングルとして1963年に発表された曲である。1966年のビートルズの日本公演では、リンゴ・スターのヴォーカルで演奏されている。
「Being For The Benefit Of Mr. Kite!」を「サージェント・ペパーズ・アルバムからの曲です」と紹介し、今年リリースから50周年を迎え、5月26日に「50周年記念エディション」が発売されるロックの金字塔『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』にも言及した。「Live And Let Die」ではステージ上の爆発、火炎放射器の熱が武道館のアリーナの後方まで届き、続く「Hey Jude」で本編終了。アンコールは「Yesterday」からの3曲で2時間に及ぶショーのフィナーレとなった。
ポールの来日公演は1990年、1993年、2002年、2013年、2015年に次いで今回が6度目。1966年のザ・ビートルズでの来日公演を加えると7回目の来日公演となる。4月27日、29日、30日には東京ドームで公演が行われる。4月29日の東京ドーム公演が、記念すべきポールの通算20回目の東京ドーム公演になる。写真:堀田芳香
◎公演情報
【ポール・マッカートニー ONE ON ONE at BUDOKAN】
2017年4月25日
東京・日本武道館
A Hard Day's Night
Jet
Drive My Car
Junior's Farm
Let Me Roll It
I've Got A Feeling
My Valentine
1985
Maybe I'm Amazed
We Can Work It Out
Every Night
In Spite Of All The Danger
Love Me Do
Blackbird
Here Today
Queenie Eye
Lady Madonna
I Wanna Be Your Man
Magical Mystery Tour
Being For The Benefit Of Mr. Kite!
Ob-La-Di, Ob-La-Da
Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Reprise) Back In The U.S.S.R.
Let It Be
Live And Let Die
Hey Jude
(アンコール)
Yesterday
Hi, Hi, Hi
Golden Slumbers
Carry That Weight
The End
関連記事
最新News
関連商品
アクセスランキング
インタビュー・タイムマシン
注目の画像