2017/04/13
ポップスの魔術師、ギルバート・オサリバンの来日公演が、4月12日にビルボードライブ大阪で行われた。
温かい歓声のなか、ステージ中央に置かれたキーボードの椅子に座り鍵盤からは軽快なサウンド、デビューアルバム『ヒムセルフ』に収録の「Thunder and Lightning」で、幕があけた。
2曲続けて演奏を終え、「こんばんは」と日本語で挨拶をし「大阪に帰れて本当にうれしいよ、そして今年はデビュー50周年のメモリアルイヤーライブをイギリスに続き、大好きな日本で開催できて本当にうれしいよ」と笑顔で語る。
日本でもヒットした哀愁漂うメランコリーなラブ・ソング「Nothing Rhymed」(邦題「愛のジェット便」)では、彼のチャーミングな詩の世界感にどんどん引き込まれていく。ライブ中盤は、自身が出演のコミカルなPVをスクリーン映し出す演出し歌う「So What」、聖歌隊のように、思わず会場全体がサビをコーラスするような「Where Peaceful Waters Flow」で一気に観客の笑顔もこぼれんばかりに。
ライブ後半に差し掛かり、ギルバートが敬愛してやまないアメリカの女優でシンガーのペギー・リーとの「Can't Think Straight」は、2002年に亡くなった彼女との作品と合ってとても貴重なスクリーン上のコラボレーション。「クレア」「そよ風にキッス」などポップス史に残る名曲18曲を演奏しステージを降りるが、鳴りやまぬアンコール拍手で再び登壇。Billboard Chartで6週連続1位となったヒット曲「Alone Again - Naturally」) 、Rockを感じる「Get Down」ではキーボードの上に立ち、観客から大拍手が、会場は熱気に包まれ幕を閉じた。
なお、ギルバート・オサリバンの東京公演は明日4月14日から2日間に渡って行われる。今年で音楽活動50周年を迎える稀代のメロディーメイカー・ギルバート・オサリバンの記念すべきライブを会場でお祝いしよう。
Photo: Kenju Uyama
◎公演情報
【ギルバート・オサリバン】
2017年4月12(水) 終了
ビルボードライブ大阪
詳細:https://goo.gl/hNDX55
2017年4月14日(金)~15日(土)
ビルボードライブ東京
詳細:https://goo.gl/ZpLKU3
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