2017/04/13
ホナス・キュアロン監督作の映画『ノー・エスケープ 自由への国境』のサウンド・トラックが、4月12日にリリースされた。
この映画は、ホナス監督がメキシコとアメリカ間の移民問題に着目し、構想8年をかけて作られた。ガエル・ガルシア・ベルナルがメキシコからアメリカへ不法入国を試みる主人公モイセスを、ジェフリー・ディーン・モーガンが不法入国者を襲う謎の襲撃者サムを演じている。また、製作プロデューサーのアルフォンソ・キュアロンが、息子であるホナス監督の脚本に瞠目し「とても面白いコンセプトだ。私もこんな映画を作りたい」と告げて第86回アカデミー賞を受賞した『ゼロ・グラビティ』のメガホンを取ったことから、『ノー・エスケープ 自由への国境』は、『ゼロ・グラビティ』の原点とも言われている。
そして、この映画でサントラを手掛けるのは、フランスの映像作家ヨアン・ルモワンヌの音楽活動時の名義であるWOODKID。ヨアン・ルモワンヌは、ケイティ・ペリー、テイラー・スウィフト、リアーナ、ラナ・デル・レイなどのミュージック・ビデオの監督を務め、ファレル・ウィリアムス「HAPPY」のMVディレクターとしても知られる映像クリエーター。今回の劇中音楽では、パーカッション、ストリングス、シンセサイザーを駆使し、恐怖感や緊迫感の中に哀愁が漂う重厚な音空間を作り上げている。
さらに、唯一のボーカル曲となる主題歌「Land Of All」は、曲の前半部分ではピアノの音色が寄り添い、後半につれパーカッシヴなビートが鳴り響くバラード。まるで本作の逃走劇を象徴するかのような、追う者と追われる者の哀しみを表現した作品に仕上がっている。クラシックから現代音楽まで、様々な要素を盛り込んで作られたサントラにも注目の映画『ノー・エスケープ 自由への国境』は、5月5日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー。
◎リリース情報
『ノー・エスケープ 自由への国境』オリジナル・サウンドトラック
2017/04/12 RELEASE
RBCP-3184 2,400円(tax out)
発売:ランブリング・レコーズ
◎公開情報
『ノー・エスケープ 自由への国境』
2017年5月5日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
監督:ホナス・キュアロン
製作プロデューサー:アルフォンソ・キュアロン
脚本:ホナス・キュアロン、マテオ・ガルシア
出演:ガエル・ガルシア・ベルナル、ジェフリー・ディーン・モーガンほか
配給:アスミック・エース
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