2017/04/06
国民的歌手、故・美空ひばりの生誕80周年を記念したチャリティーコンサート【美空ひばり生誕80周年記念 大丈夫よ、日本!ふたたび 熊本地震・東日本大震災復興支援チャリティーコンサート】が、4月5日に東京ドームにて開催され、AKB48、EXILE、氷川きよしら全22組が競演した。
美空ひばりの映像とともに、多方面で活躍するアーティストたちが彼女の名曲をカバーしたこの公演は、2016年4月14日に発生した熊本地震、2011年3月11日に発生した東日本大震災の復興支援チャリティーとして開催。なお、東京ドームは、美空ひばりが1988年4月11日に“歌謡界の伝説”と謳われる【不死鳥コンサート】を行った地でもある。
前半は、美空ひばりのカバーで構成され、司会の徳光和夫による開演宣言の後、きゃりーぱみゅぱみゅのパフォーマンスで幕開け。その後美空ひばりの出生からのエピソードを映像で振り返り、AKBグループが「悲しき口笛」「越後獅子の唄」「あの丘越えて」と、メドレーで歌い継いでいく。作曲家の故・船村徹による楽曲である「哀愁波止場」をMay J.が、「ひばりの佐渡情話」を坂本冬美がそれぞれ歌ったシーンでは、奇遇にもちょうどこの日が四十九日にあたる船村氏にも捧ぐこととなった。また、さだまさしがギター一本で熱唱した「悲しい酒」では、ひときわ大きな拍手が沸き起こり、さだは美空ひばりを「僕らにとっては“生きた神話”」と表現した。
その後、EXILE・SHOKICHIは「終りなき旅」を歌唱し、「本当に身にあまる光栄な思いでしたし、美空ひばりさんというレジェンド、そして日本の音楽の歴史に、自分なりの精一杯の敬意をもって、一生懸命歌わせていただきました」とコメント。さらに、「人生一路」では、氷川きよしが映像の美空ひばりと代わる代わる歌う演出で、会場には歓声が響く。氷川は「これからもひばりさんの生き方、そして歌を勉強して、僕も長く歌が歌っていけるよう努力をして参りたいと思います」と決意を語った。そして、五木ひろしが「みだれ髪」でステージに立ち、「ひばりさんへの色んな思いが込み上げてきて、私も必死な思いで歌わせていただきました」と感慨深げに語った。そしてカバーステージのラストは、全員で「川の流れのように」を披露した。
続く後半は、出演アーティストのオリジナル曲を中心に展開。コンサートの最後は、出演者全員で「愛燦燦」をドームに響かせ、歌謡界の歴史に残る一夜は幕を下ろした。
◎公演情報
【美空ひばり生誕80周年記念 大丈夫よ、日本!ふたたび 熊本地震・東日本大震災復興支援チャリティーコンサート】
日程:2017年4月5日(水)
会場:東京ドーム
司会:徳光和夫、高島彩、石井大裕
出演: (五十音順)
E-girls、五木ひろし、AKBグループメンバー32名、EXILE SHOKICHI、華原朋美、きゃりーぱみゅぱみゅ、Crystal Kay、ゴスペラーズ、坂本冬美、佐々木秀実、さだまさし、GENERATIONS from EXILE TRIBE、清水翔太、JUJU、天童よしみ、夏川りみ、氷川きよし、
堀内孝雄、三山ひろし、May J.、UNIONE、Little Glee Monster
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