2017/02/23 13:15
西本智実と高見沢俊彦という、世界的指揮者と重鎮ロック・ギタリストの話題の競演(2017年2月11日・12日、東京・Bunkamuraオーチャードホール)は連日完売。昨年2月、クラシック音楽とロックの融合をテーマに実現した西本&高見沢の世界初の競演。その後、ライブDVDも緊急リリースされるなど“音楽界の奇跡の競演”と謳われた。
そして、早くも本年2月、さらに進化したふたりの舞台が出現した。公演の目玉であるムソルグスキー「展覧会の絵」に加え、今回の舞台では両日それぞれ異なるTHE ALFEEの楽曲を高見沢のギターサウンド&オーケストラ演奏(西本智実指揮、イルミナートフィルハーモニーオーケストラ)のもと披露。11日は「星空のディスタンス」と「Masquerade Love」、12日は「恋人達のペイヴメント」と「Orionからの招待状」を演奏し、ロックのワイルドさがクラシックの荘厳な音響と組み合わさった。高見沢のギターがオーケストラのなかに響かせるTHE ALFEEの世界。幾度となくステージを沸かせて、日本の音楽シーンに輝く名曲たちが、全く新しい音楽の生命を纏って誕生、ファンを魅了した。
また、ピアソラの「リベルタンゴ」も新しく披露された作品の一つ。ギターとヴァイオリンが壮絶かつピアソラ特有の妖美な世界の中で弾き合いを繰り広げ、オーケストラ全体がそれに反響する艶やかな演奏で客席を幻惑した。
公演後半は、いよいよクラシック音楽の大作、組曲「展覧会の絵」。昨年よりさらに精度と創造性を極めた演奏。照明デザインも進化を魅せた。演奏、照明、音響から構成する一大総合芸術として、作品の有する壮大かつ歴史的な世界観を圧倒的な表現力で披露。西本の指揮により、終盤に向けて一体感を増していく様子もダイナミッックかつ緻密だった。「観客の皆さんに新しい創造芸術が誕生する瞬間を体感していただきたい」。そんな西本の狙いを強く感じる舞台となった。
【INNOVATION CLASSICS 西本智実×高見沢俊彦】の進化はさらに続く。3月11日・12日は待望の大阪公演が実現。「INNOVATION CLASSICSは、新しい扉を開く、自分にとっての挑戦です」。高見沢が新しい音楽表現への大きな意思が示す革新の舞台が、フェスティバルホールの大空間に誕生する。西本智実と高見沢俊彦が導く、まさに“ワールドワイド”な舞台を体感する貴重な機会となるに違いない。
また、大阪公演を前に、この注目の舞台をテーマとして、テレビ大阪にて特別番組『クラシックとロックの競演 西本智実×高見沢俊彦 大阪公演直前スペシャル!』の放映が2月24日に決定した。今回の東京公演の貴重な映像とともに、西本&高見沢への核心に迫るインタビューも注目だ。
写真:加藤千絵(CAPS)
◎番組概要
テレビ大阪『クラシックとロックの競演 西本智実×高見沢俊彦 大阪公演直前スペシャル!』
2017年2月24日(金)15時~15時30分
◎公演概要
【INNOVATION CLASSICS 2017 TOMOMI NISHIMOTO × TOSHIHIKO TAKAMIZAWA
~White day Special~】
東京・Bunkamuraオーチャードホール
2017年2月11日(土)~12日(日)※終了
大阪・フェスティバルホール
2017年3月11日(土)18:00開演 Aプログラム
2017年3月12日(日)16:00開演 Bプログラム
チケット:12,000円(税込・全席指定)
※プログラム付
※ホワイトデーキャンディ from 高見沢俊彦 &「特製折りたたみ式オペラグラス(ゴールドロゴver.)」
※未就学児童のご入場はお断りいたします。
※本公演は、開演中の客席へのご入場を制限させていただきます。予めご了承下さい。
<演奏曲>
「星空のディスタンス」「Masquerade Love」(Aプログラム)
「恋人達のペイヴメント」「Orionからの招待状」(Bプログラム)
ムソルグスキー:ラヴェル編曲 組曲「展覧会の絵」
ヴィヴァルディ:「四季」より『夏』第3楽章
ピアソラ:「リベルタンゴ」 他(予定)
指揮:西本智実
出演:高見沢俊彦
管弦楽:兵庫芸術文化センター管弦楽団
URL:http://billboard-cc.com/classics/2017/01/innovation-classics-2017/
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