2017/02/09
世界的なピアニストのラン・ラン(Lang Lang)が、ユニバーサル ミュージック グループ(以下、UMG)と2017年2月8日付で契約を締結。次作のアルバムは、2010年まで所属していたドイツ・グラモフォンから発売される予定となっている。
世界的に活躍するピアニスト、ラン・ランは、世界で数百万枚規模のアルバムセールスに加えて、2007年には中国出身のアーティストとしては初めてグラミー賞にノミネートされた。近年は、クラッシックの分野を超えて、エリザベス女王やローマ法王、オバマ前大統領など世界のリーダー達の前での演奏や、2008年の北京オリンピック開会式、2014年のリオ・デ・ジャネイロでのFIFAワールドカップなどにも登場し、世界中の数十億人のテレビ視聴者の前でパフォーマンスを披露している。
◎ルシアン・グレンジ(ユニバーサル ミュージック グループ CEO) コメント
ラン・ランを再び私たちUMG、そしてドイツ・グラモフォンに迎えられることをとても光栄に思います。ラン・ランは芸術性の高さと革新的な起業精神をあわせもち、稀有な才能で世界中にいる彼のファンを惹きつけるピアニストです。芸術性はもちろん彼自身を尊敬する一個人として、彼の輝かしいキャリアの第2章をともに築いていけることをとても喜ばしく思います。
◎ラン・ラン コメント
ルシアン・グレンジと彼のチームに会ったときに、心の広さとイノベーションに対する情熱に感銘をうけました。それこそが21世紀にクラシック音楽の魅力を広げるために必要な精神だと思いました。私の夢はいつもより多くの人と音楽を共有することであり、全世界のユニバーサル ミュージックのチームと仕事ができることが待ちきれません。
◎ディッコン・ステイナー(ユニバーサル ミュージック グループ クラシック) コメント
ラン・ランは中国から世界への新しい道を切り開いてきました。アーティストとしては、ティーンのころから注目を集め、多くの若い世代のクラシックファンを増やしてきました。彼を再びUMGそしてドイツ・グラモフォンに迎え入れることをとても嬉しく思います。
ラン・ランの音楽活動は常に慈善活動にも表れています。彼自身の財団、「ラン・ラン国際音楽財団」では、子ども達へのクラシック音楽の啓蒙活動を続けています。2013年には、国連の教育に関する活動をサポートする国連ピースメッセンジャーにも任命されました。また、2006年からはユニセフの親善大使も務めています。
UMGからの最初の作品は、彼自身の音楽教育への情熱と楽器を学ぶ若い世代への激励を込めた「ピアノ・ブック」という子どもに人気のピアノ曲を収めたアルバムが発表され、バッハの「ゴルトベルク変奏曲」も続いて発売される予定です。
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