2017/02/06
5人組アイドル わーすたが、1月28日に定期ライブ【わーすたランド わ-4】を神奈川 YOKOHAMA Bay Halにて開催。2月22日にリリースするニューシングル『ゆうめいに、にゃりたい。』などを熱唱して会場を盛り上げると共に、制服をベースにした新衣装を初披露した。
avex初のアイドル専門レーベル iDOL Streetより、SUPER☆GiRLS、Cheeky Parade、GEMに続く第4弾グループとして、2015年春に研究生であるストリート生の中からの選抜で結成。翌年初夏にメジャーデビューした彼女たちが、先輩グループと違うのは、メンバーが5人と結成時から少数性のチームであることだろう。
かつて指原莉乃も絶賛したアイドル性で図抜けた存在感を放つ廣川奈々聖を中心に、抜群のスタイルと歌唱力を併せ持つ最年少15歳の逸材 三品瑠香、北海道出身でアーティスト志向を感じさせるパフォーマンスが目を引く小玉梨々華、かつてのコンプレックスを昇華させたアプローチでアイドルファンを虜にする松田美里、キュートな見た目と潔い佇まいのギャップにグッとくる苦労人 坂元葉月。選りすぐりの5人はビジュアルも高水準で、iDOL Streetの中で一際新鮮な輝きを放つ注目株となっている。
一方、昼夜の2回公演で行われた定期ライブ【わーすたランド わ-4】は、先に紹介したシングル曲「ゆうめいに、にゃりたい。」よりスタート。まずは本作のジャケットなどでも着用している衣装での登場となったが、こちらは彼女たちらしく猫耳や尻尾が施されたフェミニンなデザインだ。わーすたはサウンドプロデューサー 鈴木まなかを筆頭に女性クリエイター陣が名を連ねており、女性視点からのアプローチも要所で散見できるのが特徴だ。
代表曲といえば「完全なるアイドル」「うるとらみらくるくるふぁいなるアルティメットチョコびーむ」「いぬねこ。青春真っ盛り」など、この日のステージでも会場を盛り上げたアイドルらしい楽曲が挙がるだろう。しかし、中にはスパニッシュなカッティング・ギターにダンスビートを絡ませた「らんらん・時代」や、カントリー調の柔らかい曲調で母の愛への感謝を綴る「ちいさな ちいさな」など女性らしい着眼点を感じさせる楽曲も多く、そのサウンドは男女を問わず広く楽しむことができるのだろう。
さらに、ライブでは携帯やスマホでの撮影やSNS等での拡散を許可するなど、時代に合わせたアプローチにも積極的だ。わーすたとは“The World Standard”の略称となり、世界標準を意味する。メンバーはそれぞれ担当する言語を勉強しており、すでに上海、シンガポール、台湾などアジア諸国でもライブを行い、現地のファンから並々ならぬ評価を獲得している。
当然、まだ世界に響くまでのサウンドやアートワークにはいたっていない点もあり、オフィシャルサイトに掲載されているTwitterのフォロワー数も12万弱と決して高くはない。しかし、そうした標榜を大袈裟と思えないポテンシャルのメンバーやクリエイターであることは上記の通りで、今回の定期ライブでは制服をベースにした新衣装の初披露もあってか、度々これはと驚かされるほどの熱狂で会場を揺らしていたのだ。
冒頭で紹介した新作のリリースを目前に控え、翌月にはiDOL Street総出で贈るサンリオピューロランドでの恒例イベントがあり、春にむけても着々とイベント出演が発表されている。結成から約2年、今年は内外から大きな飛躍が期待されている存在だけに、次なる展開にも注目したい。
撮影:杉岡祐樹
◎リリース情報
シングル『ゆうめいに、にゃりたい。』
2017/02/22 RELEASE
[通常盤]
AVCD-39340/B 2160円(税込)
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