2017/02/06
現地時間2017年2月4日、米テキサス州ヒューストンに設置されたスーパーボウル・ウィーク・パーティー限定の巨大特設会場に集まった9,000人のファンの前でテイラー・スウィフトがライブを行った。
テイラーの友人でもあり、オープニング・アクトとしてDJを務めたルビー・ローズが、「みんなが大きな声で叫べばテイラーに聞こえるかもよ」と会場を盛り上げていた頃、当の本人はバックステージから愛猫の動画をインスタグラムに投稿していた。ファンの「テイラー!」の呼びかけが届いたのか、約15分後に登場したテイラーは、ライブで演奏するのは初めてだった2曲を含む17曲を1時間半のライブで披露した。
テイラーは、「みんなはきっと世界中から集まって来てるのよね!多分フットボールを観に来てるんだろうけど、まず私たちが少し音楽を演奏しても構わないかしら?」と待ちきれない様子の観客に向けてジョークを飛ばし、アルバム『1989』のボーナス・トラック、「ニュー・ロマンティックス」でライブをスタートさせた。
彼女はこのライブで初めて、映画『フィフティ・シェイズ・ダーカー』の挿入歌で元ワン・ダイレクションのゼイン・マリクとのデュエット曲「アイ・ドント・ワナ・リヴ・フォーエヴァー」を観客の前で披露した。演奏に移る前、「ゼインが登場するかもって期待しないでね。絶対に出てこないから」と彼女は注意を促し、「スマホがたくさん掲げられてるのが見えるけど、ここにいるのは私だけだから。ホントごめんね」と謝ったが、特にがっかりした様子のファンは見当たらず、当日用にシンプルにアレンジされた曲のコーラスに合わせて皆“Oh Oh Oh”と合唱していた。
当日ライブで初披露されたもう1曲はナッシュビルの4人組、リトル・ビッグ・タウンの為にテイラーが書き、米ビルボード・カントリー・チャート1位を獲得した「ベター・マン」だった。彼女はこの曲をライブで演奏したことがないだけでなく、自身で歌っているバージョンそのものが存在しない。彼女はバック・シンガーたちをフル活用し、円形状のステージで自分専用のリトル・ビッグ・タウン風ボーカル・グループを結成して曲を披露した。「他の人が歌っている自分が書いた曲を、ラジオで聴くとどんな気持ちになるのかよく分からなかったの。結論として、最高だったわ」と曲紹介で明かし、「私が書いた曲をレコーディングしようと決めてくれたアーティストたちにはとても感謝しているわ。難点があるとすれば、それは観客が歌ってくれているところを自分で聞くことができないことかな」と、元恋人のDJカルヴィン・ハリスと共作した、「ディス・イズ・ホワット・ユー・ケイム・フォーfeat.リアーナ」のアコースティック・バージョンに移る前に彼女は話した。
テイラーは、2016年に1度しかライブを行っておらず、テキサス州の【オースティン・グランプリ】(Austin Grand Prix)でのパフォーマンスがその唯一のライブだった。そして今年もまた唯一のライブがテキサス州だった、ということになりそうだと彼女は明かした。
「みんなに正直に言っておかなければならないことがあるの。私が知る限り、2017年は1回しかライブを行わない。そして私が知る限り、このライブがその1回なの。つまり、今日ここに来てくれたみんなは基本的に、私の今年のツアー日程に100%出席してくれたことになるってわけ。だから、ありがとう!最近自分がステージに立っているところを空想する時の観客はみんなだから、ちょっとお願いがあるの。自分の為にダンスしたり、叫んだりする気分じゃなくても、気分が乗らなかったりストレスを感じていたりしていても、今夜は私の為にしてくれないかしら?」と語りかけた。
◎テイラー・スウィフト【AT&TプレゼンツDIRECTV NOWスーパー・サタデー・ナイト】セット・リスト
01. ニュー・ロマンティックス
02. 22
03. ブランク・スペース
04. トラブル
05. スタイル
06. アイ・ドント・ワナ・リヴ・フォーエヴァー
07. ユー・ビロング・ウィズ・ミー
08. ディス・イズ・ホワット・ユー・ケイム・フォー
09. ベター・マン
10. レッド
11. 私たちは絶対に絶対にヨリを戻したりしない
12. ラヴ・ストーリー
13. オール・トゥー・ウェル
14. エンチャンテッド~ワイルデスト・ドリームス・メドレー
15. バッド・ブラッド
16. アウト・オブ・ザ・ウッズ
17. シェイク・イット・オフ~気にしてなんかいられないっ!!
Taylor Swiftさん(@taylorswift)が投稿した写真 -
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