2012/01/05
北川景子&芦田愛菜“W主演”のアニメ映画「マジック・ツリーハウス」。その主題歌『メッセージ』をリリースしたばかりの植村花菜が、あの『トイレの神様』大ヒットを経ての2011年について、そして2012年への意気込みを語った。
2010年に『トイレの神様』は大ヒットを記録し、日本の音楽シーンにおける新たなスタンダードソングとなった訳だが、この状況について彼女は「まさかこの曲がこんな風にいろんな方に聴いていただける曲になるとは思っていなかったので、最初は何が起こっているのかよくわかりませんでした(笑)。しばらく経って、自分なりにいろいろ分析したり考えたりして、詰る所、エピソードや状況はどうあれ、一生懸命生きていく中で、感動したり、感謝したり、後悔したりするところって、きっとみんな一緒なんやなぁー、と思いました。『トイレの神様』は100%私の実話の歌ですが、エピソードや細かい描写の奥に込められている深い感情の部分が、聴いてくれたみなさんの思い出と重なって、共感して下さったのかもしれないなと思っています」と、分析。
しかし、『トイレの神様』だけで“植村花菜”が各メディアで語られてしまうことへのフラストレーションもあったようで、「『トイレの神様』以外にも、たくさん聴いてもらいたい曲がありますし、他の楽曲も自信を持ってお届け出来るものばかりなので、他の曲にも触れてほしいなぁ、とは、いつも思っています(笑)。でも『トイレの神様』のおかげで今があって、世間のみなさまがそれに注目して下さっていることもわかっていますし、私の中でも一生大事に歌っていく大切な曲だと思っているので、とにかく、私自身は『トイレの神様』も他の楽曲も、みんな同じように大事にしながら、これからもマイペースでいい曲を作り続けていきたいと思っています」とも語っている。
なお、彼女は「とにかく私は歌うことが大好きですし、音楽は人を笑顔にする力があると信じています。私の歌を聴いて、笑顔になってくれる人が一人でもいる限り、私は一生歌い続ける」といった信念を持っており、最新シングル『メッセージ』は「一緒に頑張ってくれる人がいれば乗り越えられることや、失敗したことも、辛かったことも、なんてことない日々も、無駄なことなんてひとつもなくて、すべてにちゃんと意味があって、いつも私たちに大切なメッセージを届けてくれている」そんな想いを込めた楽曲に仕上げた。
『メッセージ』から始まる2012年を“インプットの年にしたい”という植村花菜は、「誰の力も借りず、もう一度アメリカに音楽の勉強をしに行けたらと思っています」と向上心に溢れている。
◎植村花菜「植村花菜について語る」
--植村花菜をどんなアーティストとして認識してもらいたい、もしくは植村花菜の音楽をどのように聴いてもらいたいと思いますか?
植村花菜:私は、何十年経ってもまた聴きたくなるような音楽を届けたいと思って、いつも曲を作っています。一ヶ月だけすごい聴いたけど、その後一生聴かないような流行りの音楽ではなく、年に一度でも、5年に一度でも、ふと、また聴きたいな♪と思ってもらえる、心がホッとするような、何度聴いても飽きずに聴いてもらえる、その人の人生に寄り添った音楽でありたいです。私は大きなことを言えるような、大した人間ではないので、せめて、みんなが普段忙しかったり余裕がなかったりして見落としがちな、いつもみんなのそばにある小さな幸せを見つけるお手伝いが出来たらと思っています。
--昨年9月に発表した『My Favorite Songs』も、植村さん自身のパーソナルな部分、ルーツを歌ったナンバーでしたが、今はそうした私小説的な歌をどんどん届けていきたいモードなんでしょうか?
植村花菜:特に私小説的な歌を届けていきたいわけではないですねー(笑)。2010年、『トイレの神様』で植村花菜を知ってくださった方がたくさんいらっしゃって、他にどんな曲を歌うんだろう? と興味を持って下さった方に、私がどんな風に音楽と出会って、どんな風に音楽と接してきて、これから先どんな風に歌っていきたいのかを知ってもらいたいなぁーと思ったのと、こうして私の歌を聴いてくれるみんながいてくれるから今も歌えているんだという、私の歌を聴いてくれる人たちへの感謝の気持ちを伝えたくて、この曲を作りました。言わばこの曲は、私の自己紹介のような曲でもあり、この先もずっと歌っていくんだという決意表明の曲でもあります。私小説的かどうかはわかりませんが、『トイレの神様』以降、より自分自身を掘り下げて曲を作れるようになったような気がしています。
--また、新曲『メッセージ』も歌声における熱量が凄いです。というか、最近の植村さんは歌に対するエモーションがどんどん増していませんか? 気持ちの入り方が以前とは違う印象を受けます。
植村花菜:最近よくそのようなことを言われます。自分ではよくわかりませんが(笑)。でも確かに、出来上がってきた作品を客観的に聴くと、歌の説得力が以前より増しているかしら? という印象は自分でもちょっと受けました。歌い方を変えたとか、心境が変わったとか、目に見えてわかる大きな変化は特にないので、自分でも理由はよくわかりません(笑)。ただ、作る楽曲、歌共に、すごく自分らしさを表現出来るようになってきたような気がしています。
◎シングル『メッセージ』
2012.01.04 RELEASE
KIZM-141/2 1,000円(tax in.)
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