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2017/01/16

ジュリアン・ムーアら出演映画『マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ 』音楽担当のアダム・ホロヴィッツからコメントが到着

 1月21日より公開される映画『マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ 』の音楽を担当している、元ビースティー・ボーイズのアダム・ホロヴィッツのコメントが到着した。

 映画『マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ 』は、NYに暮す男女3人の、ちょっと“こじれた”三角関係を軽やかに描いたハートフル・コメディ。『50歳の恋愛白書』でも年の差がある男女の恋愛描写が高い評価を受けたレベッカ・ミラーが監督を務め、
おせっかいだけど愛すべき主人公マギーを『フランシス・ハ』のグレタ・ガーウィグが、2人の間で揺れるダメ夫・ジョンを実力派俳優イーサン・ホークが、前妻ジョーゼットをアカデミー賞女優・ジュリアン・ムーアがコミカルに演じている。

 映画音楽を担当しているアダム・ホロヴィッツは、1983年にビースティー・ボーイズに加入以来、数多くの独創的な功績を残しており、ロックの殿堂入りを果たすなど、名実ともにアメリカを代表するアーティスト。本作のプロデューサーを姉であるレイチェル・ホロヴィッツが務めており、今回音楽を担当する運びとなった。アダム・ホロヴィッツのコメントは以下の通り。
 

◎アダム・ホロヴィッツの本作に対するコメント
 僕の姉レイチェル・ホロヴィッツが長年の友人であるレベッカ・ミラーと『マギーズ・プラン』を製作することになって、撮影を終え編集作業の段階で、音楽制作について考え始めた。
この映画は、誰かと付き合ったり別れたりすることで、人として成長していく方法を見つけるということついて描かれている。
日々を生きる人間として、僕らは皆自分自身のサウンドトラックを持っている。それは、自分の世界の音楽だ。
監督であるレベッカと、素晴らしい作曲家であるマイケル・ロナハンと共に、映画のキャラクター達が自身の中で聴いているであろう音楽について話し合えたのは、とても楽しく意義深いことだった。
音楽監督としての僕の役割は、映画の編集ラフを見て、映画の中のキャラクターに合う楽曲を提案することだった。
最初のミーティングに、僕は古いスカの曲をいくつか持って行った。それらスカのトーンは、映画のメインキャラクターたちが持っている、メランコリックなフィーリングに共通しているものがあるように感じたからだ。
でも、僕がレベッカの前で最初にスカをかけた時、彼女はとても静かだった。
僕は自分のアイディアが全くの見当違いだったのだと思い、とてもナーバスな気分になった。
でも次の瞬間、彼女はマイケル・ロナハンを見て微笑みながら「自分はこの映画にスカミュージックを取り入れようなんて思いもしなかったけど、とても気に入ったわ」と言ったんだ。
彼女はこれまで自分の人生の色々なタイミングでたくさんのスカミュージックを聴いてきた、そしてそれが彼女のパーソナリティにも、映画制作にもとても上手く作用していると語った。僕もミュージシャンとして、常にパンクロックやレゲエを自分の創作物に取り込もうと試みてきた。
だからそういう意味でもこのプロジェクトはとても満足出来るものになったんだ。レベッカやマイケル・ロナハンとの仕事はとても楽しく、やりやすかった。
でも本当の功労者は、姉のレイチェルだと思う。たくさんのレコードの中から探して、この曲良いね、とか、これで試してみよう、などと言うのは誰でもできるけど、レイチェルが全ての実務的な仕事をやってくれた。
著作権の管理をしている人々にアプローチし契約を結び・・・レイチェルのおかげでグレタ・ガーウィグが彼女のアパートメントで、他の人には聴こえないクールなオールドスカに合わせて、ダンスすることが出来たんだ。

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