2017/01/13
昨年末も伝説のロック喫茶 渋谷B.Y.Gでのカウントダウンライブで締めくくったロックバンド 井乃頭蓄音団が、本日1月13日より新年のライブをスタートさせる。
2018年でバンド結成10周年という大きな節目を迎える彼らにとって、この1年はこれまで以上に勝負の年となりそうだ。昨年は夏に天才バンドと太陽バンドを招いた“変わり者”3マンや、2年連続のフジロックを始めとする各地の夏フェス参戦、鈴木茂やクリトリック・リス、Wanna-Gonnaと激突した2マン3連戦など精力的なライブ活動が続いた。
さらにその年末にはニューアルバム『MAHOROBA』をリリースし、初の東名阪ワンマンツアーも敢行した。東京ではこちらも初となるCLUB QUATTROでの単独公演になり、昨今盛り上がりを見せるアメリカーナ・サウンドを意識した新曲たちも披露。昭和歌謡やフォークの色合いが強かった初期の名曲との絶妙なコントラストで来場者を楽しませるとともに、マンドリンやバンジョーなども取り入れた円熟を感じさせるアンサンブルで音楽ファンを魅了したばかりだ。
そんな1年の締めくくりとして、12月31日から2017年1月1日にかけて渋谷B.Y.Gにて、前年に引き続きカウントダウンパーティを開催。石垣島出身のシンガーソングライター カワミツサヤカ、ハワイアン・ミュージック・バンド Na Leiでも活動する山本隆太(pf)と昨年再結成したDATSUN320のメンバー 柳原和也(dr)によるTHE BLUE MOUNTAINSを共演に、大晦日らしいハッピーなライブアクトを展開し、終演後は来場者も伴っての初詣として千代田稲荷神社を賑々しく参拝した。
普遍性や共感度の高い歌詞と、造詣の深い音楽ファンからライトなリスナーまでを魅了する温故知新なサウンドを武器に、ライブでは時に奇天烈なMCで笑いも届ける。また、大晦日の盛り場ならではな外国人観光客の姿も散見できたが、そうした面々からも喝采を集めるなどライブシーンで着々と評価を高めてきた井乃頭蓄音団らしい年末イベントとして、今年も笑顔が絶えない1日となった。
移り変わりの激しい昨今の音楽シーンにおいて、前述したように老若男女をはじめ聴き手を選ばない人懐っこい音楽性という点で、今の彼らの右に出る者はそういないだろう。最新ミュージックビデオ「ぼくら風まち」「ねんねんころりの子守唄」のタイトルを見ただけでも、懐かしさやあたたかみを感じる人は少なくないはず。
2017年は1月13日 吉祥寺 ROCK JOINT GBにて、MIKIO TRIO(伊東ミキオ(p,vo)、多田尚人(b,vo)、サンコンJr.(dr))、wilberryと対バンするイベント・ライブよりスタート。その後も2月13日のDJダイノジ企画イベント【ジャイアンナイト2017】@代々木 Zher The Zoo公演、同月21日 新宿 紅布にて行われる百長のリリースパーティなどへの出演し、他にもメンバーの松尾よういちろう(vo,g)とヒロヒサカトー(g)のデュオ形式によるライブ出演も控えている。大きな節目を眼前に、井乃頭蓄音団は新たな1年をどのように踏み出していくのか、注目だ。
撮影:杉岡祐樹
◎井乃頭蓄音団 ライブ情報
【69 Paradise】
1月13日(金) 東京 吉祥寺 ROCK JOINT GB
【風知空知の新春シャンソンショー2017】
1月16日(月) 東京 下北沢 風知空知(松尾・ヒロヒサDUO)
【また、四番で】
2月5日(日) 東京 下北沢CIRCUS(松尾・ヒロヒサDUO)
【ジャイアンナイト2017】
2月13日(月) 東京 代々木 Zher The Zoo
【百長5th single「月相/背中」リリースツアー『満月の心得』東京編】
2月21日(火) 東京 新宿 紅布
【飯坂温泉ミュージックフェスティバル “おと酔いウォーク2017”】
4月1日(土) 福島 飯坂温泉街の6会場
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