2017/01/10
ジャスティン・ビーバーの大ヒット曲「ラヴ・ユアセルフ」を、エド・シーランが共作していることは有名な話だが、実は元々ジャスティンのために作った曲ではなかったとシーランが最新インタビューで明かした。
ただ、ジャスティンがいなければ曲そのものが日の目を見なかっただろうと、現地時間2017年1月9日放送されたラジオ・インタビューで彼は話した。「あれは(自身の新アルバム)“÷(ディヴァイド)”のために書いたんだけど、おそらくボツにしてただろうね。で、その後にジャスティンが持って行って手を加え、シングルとしてリリースして現在の姿にした。つまりリリースされる予定がなかった曲が去年一番のヒット曲になったんだ。米ビルボードの2016年の年間1位だったし、【グラミー賞】で<年間最優秀楽曲>にノミネートされた。曲を簡単に見限っちゃダメだということがよく分かるよね」とシーランは明かした。
ジャスティンがどのように「ラヴ・ユアセルフ」に手を加えたまでは話さなかったが、「(ジャスティンは)インプットしているよ。僕一人で全部作ったとは言わない」とシーランは自分一人の功績ではないことを強調した。
ジャスティンがメジャー・レイザーとコラボした2016年のヒット曲「コールド・ウォーターfeat.ジャスティン・ビーバー&ムー」も実はシーランが関わっている。ただ、この曲に関しては実際に曲を聴くまで自分が書いたものだと思い出せなかったらしい。
「“コールド・ウォーター”は変な曲で、存在自体を忘れてたんだ。たくさん曲を書いていた時期に書きかけた曲だったんだろうね。ベニー・ブランコの家で書いたんだけど、後にディプロから、“よう!あの‘コールド・ウォーター’って曲はドープだな!もらってもいい?”ってメールをもらって、“何のことだかさっぱり分からない”って思って返信しなかったんだ。そしたらまたメールが来て、“よう!ジャスティンがあの‘コールド・ウォーター’って曲に参加したいって言ってるんだけど、いいかな?”って聞かれて、“何言ってんの?”って感じでさ。やがて曲がリリースされてチャートで1位になってから、“あー、あれか!”ってやっと分かったんだ。書いたことは覚えてたんだけど、もっとすごくゆっくりした曲だったんだ。最初に聴いた時、“これ自分の曲みたいだな……。ちょっと待てよ、自分のじゃないか”って思ったよ」と説明した。
2017年1月6日に「キャッスル・オン・ザ・ヒル」と「シェイプ・オブ・ユー」の2曲を公開したシーラン。両曲とも公開から24時間でiTunesチャートの1位を獲得し、スポティファイの配信記録を塗り替えた。自身の故郷、英サフォークへのオマージュである「キャッスル・オン・ザ・ヒル」と性的な歌詞が刺激的な「シェイプ・オブ・ユー」をリリースした理由について彼は「テイストが全く違う2曲から新アルバムの幅が伝わればいいと思った」と話している。新アルバムの発売日はまだ未定だが「もうすぐ」で、別の新曲もさらに公開予定だそうだ。
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