2012/03/21
レミオロメンの前田啓介をプロデューサーに迎え、会心のロックアルバム『Re:Union』を完成させたlego big morl。今作を引っ提げたツアーの千秋楽を3月16日 恵比寿LIQUIDROOMで迎えた。
カミナリグモのghoma(成瀬篤志/key)を招聘した同公演は、アルバム『Re:Union』のオープニング曲でもある『素晴らしき世界』よりスタート。どんな現実があったとしても“素晴らしき世界”と歌いたかった。そんな意思が込められたパワーソングを「この69億の生き物にまだ希望はあるのだろう」と真っ直ぐに響かせていく。誰もが感動の面持ち。
しかし、次の瞬間には暴れる為のキラーチューン『正常な狂気』で誰もが大はしゃぎ。クレイジーなロックンロールから美しいバラードまで。どんな楽曲であっても、ハイレベルな演奏力でもって完成度の高い世界を創造していく為、観客は魅了されっぱなし。純粋に音楽の力で勝負していくlego big morlの姿に、激しく腕を振り上げたり、ステージに熱い視線を送ったりと、心身を躍動させていた。
10曲をほぼノンストップで演奏しきると、本日最初のMCへ。「ほんまに毎日が楽しくて」とゴキゲンなカナタ タケヒロ(vo,g)は、「考えても仕方ないから、音楽っちゅうもんは!」「これから後半戦ガンガンいっちゃうから!」と煽りまくりながら、その言葉どおりにアッパーチューンを連発。タナカ ヒロキ(g)とヤマモト シンタロウ(b)もステージ上を所狭しと暴れ周り、アサカワ ヒロ(dr)のプレイも破壊力を増していく。
本編ラストには、「僕たちは前を向いて歩いていく」「これからもずっと楽しい音楽を届けていく」と語りつつ、一度消えかけた炎を再度燃え盛らせたアルバム『Re:Union』の表題曲を披露。「無くしたものはもう今は数えなくてもいいから さぁ僕ら次の夢を数えてこう」という優しくも力強くもあるメッセージを魂の入った音楽でもって響かせた。
ダブルアンコールまで続いた同公演。すべてを演奏し終えた彼らは満面の笑みでステージを後にした。この先も楽しいことがたくさんあると、今後の充実した音楽活動を仄めかしていたlego big morlだが、一体どんな展開が待っているのか。その動向にも注目したい。
◎ライブ【lego big morl Re:Union TOUR 2012】
03.16(金)恵比寿LIQUIDROOM セットリスト:
01.素晴らしき世界
02.正常な狂気
03.moonwalk for a week
04.所詮、僕は言葉を覚えたばかりの猿
05.雨のタクシー
06.love light
07.Fo(u)r rockstars
08.space dive
09.Ray
10.大きな木
11.溢れる
12.シェイカー
13.memento
14.Flowers
15.ワープ
16.Hit song crazy
17.パーティーピーポー
18.バランス
19.Re:Union
En1.ダーリン
En2.OPENING THEME
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