2016/12/15
映画『トマトのしずく』の舞台あいさつが15日、東京都内で行われ、出演者の小西真奈美、吉沢悠と榊英雄監督が登壇した。この映画は、いじっぱりで素直になれない娘と、口下手で不器用な父との葛藤や絆を描いたヒュ-マンドラマで、撮影から6年越しの公開となる。
主人公の椿山さくらを演じた小西は、昨年開催された『お蔵出し映画祭2015』でこの作品がグランプリと観客賞を獲得したことに触れ、「脚本の段階で素晴らしかった。見たあとに、なんていい作品に出させていただいたんだろうと思いました。グランプリはもちろん、観客賞ということで、この映画がたくさんの人の心に届いたのがうれしかった」と笑顔を見せ、「映画ではあんまりたくさんのことを(セリフで)説明していないけど、表情を見ているだけで伝わってくる作品です」とPR。
作品の軸となる、さくらの父・辰夫を演じた石橋蓮司について聞かれると、「お父さんがどう過ごしていたかは撮影中は見ていなかった。作品を見たら、すごく優しくてチャ-ミングで、抱きしめたいと思うようなお父さんの姿が描かれていたので感動しました」と答えた。
また、さくらの夫・真を演じた吉沢が「感情移入しやすかったです。でも監督も俳優をやられているので、本番でいききっていないとNGが出るんです」と語ると、小西は「私はすごく気を使っていただいて、あるシ-ンで鼻がフガフガしていたときに、監督が近寄ってきて『鼻がフガフガしてますけど、(このシ-ンを)使っていいですか?』と聞いてくださって」と現場でのエピソ-ドを明かし、会場の笑いを誘った。
映画は2017年1月14日より渋谷シネパレスほか全国ロ-ドショ-。
(左から)吉沢悠、小西真奈美、榊英雄監督
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