2016/12/01
11月23日の公開から満席となる劇場が続出している『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』。今年度実写映画最速の数字をたたき出した大ヒットを記念して最新映像が到着し、今まで多くを語られてこなかった強大な力をもつ魔法使いの存在が明らかになった。
新主人公のおっちょこちょいで人見知りの魔法使いニュート・スキャマンダーは、ハリー・ポッターが在籍したホグワーツ魔法魔術学校の先輩で、動物といる方が気が楽な魔法動物(ビースト)学者。ニューヨークを訪れた際に、ニュートが大切にしている魔法のトランクを人間(マグル=米国ではノー・マジ)のものと取り違えられてしまい、魔法界の魔法動物たちが一斉に人間(ノー・マジ)の世界へ逃げ出し、街中が前代未聞のパニックになってしまう。アメリカの魔法界では、ニューヨークの街で地割れや建物の倒壊など危険な現象が相次ぎ、これを「魔女のせいだ」と騒ぎ立てるノー・マジの集団の出現によりピリピリした空気に包まれていた。
「魔法使いの存在は絶対に知られてはならない」という不可侵の掟があるMACUSA(アメリカ合衆国魔法議会)は、ヨーロッパで大惨事を引き起こした闇の魔法使いグリンデルバルトがいまだ逃走中のため強度の警戒態勢を敷いていた。ニュートを演じるエディ・レッドメインは「映画には、J.K.ローリングらしいユーモアと温かさに加えて、恐怖も描かれます。理解できないものに対する恐れや、その恐れに対する極端な反応を描いています。だからニューヨークの魔法使いたちは人目を忍ぶようにして暮らしているし、ノー・マジとは全く交流が無い。だから魔法動物を抹殺しようとするのも、魔法使いの存在を知られてはいけないという恐怖があるからだと思う」と明かす。
到着した映像で、J.K.ローリングは「「ハリー・ポッター」とは意外な形でつながっている。グリンデルバルドの攻撃に関連がある。魔法使いが世界の秩序を始めて脅かすの」とファンにはたまらないヒントも明かした。そして、「MACUSAのメンバーでさえ、グレイブスのことはよく知らないので、僕はこのキャラクターがどこまで謎なのかを楽しんで演じたんだ」と名高い魔法使いパーバル・グレイブスを演じたコリン・ファレルが語った。彼にまつわる謎のひとつは、エズラ・ミラー扮するクリーデンスに対する非常に強い関心だが、そんなクリーデンスが手にするのはあの死の秘宝のネックレスだ。SNSなどでは「観終わったばかりなのにもう1回観たい。」「あと2回は観る!」など、複数回鑑賞を宣言している人も多く、まだまだ魔法は解けることはなさそうだ。
◎公開情報
『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』
2016年11月23日(水・祝)より公開中
監督:デイビッド・イェーツ
出演:エディ・レッドメイン、キャサリン・ウォーターストン、アリソン・スドル、ダン・フォグラー、コリン・ファレル
配給:ワーナー・ブラザース映画
公式twitterにて特別映像公開中
https://twitter.com/fantabi_jp
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