11月24日、心斎橋BRONZEにて『FM OSAKA E∞TracksSelection』(毎週火曜19:00~19:30)の番組発イベント【FM OSAKAE∞Tracks】が開催された。当日出演したのは、FM OSAKAのパワープレイアーティストから、ラックライフ、Shout it Out、Goodbye holiday 、HOWL BE QUIETの4組が熱いライブを繰り広げた。
観客のハンドクラップで登場したGoodbye holiday(2015年11月度パワープレイアーティスト)。「大阪ー!楽しむ準備は出来てますか?」と声を掛け、オープニングは、12月7日にリリースするミニアルバム「KNOCK」にも収録の「パラダイムシフター」でスタート。続いて、FM OSAKA昨年11月度のパワープレイ曲「溢れるもの」へ。「ヤバイ!めっちゃ楽しい。この時間、ライブハウスをGoodbye holidayの空間にするために、(楽曲によって)ライトを変えてみたり(ステージ上に)ラグを敷いてみたりした。すっ転んでしまうくらい上げていこうと思う」と気合十分。ベースの福山は、「昨夜、子供の頃唯一親にねだった(思い出の)「ジターリング」で戯れていたところ、全身鏡を大破させてしまった。これは今日(ライブで)自分が鏡となり、俺たちの音によって浄化するためにやってきた(大真面目に)」など、巧みな話術で観客を笑わせる。3曲目の「deco」からは一気にアップテンポで盛り上げ、自身が「今までのGoodbye holidayのイメージを覆すような1枚」という同ミニアルバムから、先日MVが公開されたばかりの「十ヶ条」を披露。ラストは、「僕たちは決して一人じゃない、と歌った曲を」と「スプートニク2号」を。「一緒に歌おう!」と観客に呼びかけ、オーディエンスとの合唱で一体感を作り上げた。
続いてはHOWL BE QUIET(2016年3月度パワープレイアーティスト)。観客を巻き込み、「レジスタンス」など3曲を立て続けに演奏し、一気に自分たちの世界に引き込んでいく。ヴォーカルの竹縄が、「さっき(Goodbye holiday)のちゅっちゅるうるさかったんで(笑)、僕らはオ~オ♪ってのもってきました。一緒に歌いましょう」と言う呼びかけに会場から歓声が飛ぶ。「盛大に声だしていいやつです!」と「ライブオアライブ」をプレイ。「歌え!」と観客を煽っていき、オーディエンスの合唱とコラボレーション。熱気が上がったところで「最高のアッパーチューンいきます!」と12月14日リリースのニューシングルのカップリング「Higher Climber」でヒートアップさせていく。続いてデビューシングル「MONSTER WORLD」(FM OSAKA今年3月度パワープレイ曲)が鳴り出すと、待ってましたとばかりに観客は音にあわせて体を揺らせ、ドラムビートに手拍子を合わせていく。その熱気でバスドラムが破けるハプニングも。ラストは、ライブで歌うのは初という、12月14日リリースの新曲「サネカズラ」を披露。「ただ俺のわがままな歌なんで」と、優しいキーボード(ピアノ)の弾き語りで歌い始める。透明感のある歌声で、メロディアスな新曲を、時に激しく、甘く歌い上げた。
そして、今回最年少ながら勢いのある、Shout it Out(FM OSAKA今年4月度のパワープレイアーティスト)が続く。「光の唄」「若者たち」など3曲を立て続けに演奏。のっけからアップチューンでエネルギッシュに観客へ攻めこんでいく。演奏とは裏腹に、MCでは現在DJを務めている番組について、「(今年夏)始めた頃、「えっ」と「あ」しか言ってませんでした。」と観客を和ませたり、「今日出演の他のバンドとの違いは、みんな背が高くて、僕らは頭一個分下(笑)。それを気持ちで埋めて帰ろうと思ってます。」と意気込む。しかし、ひとたび演奏が始まると、ドラマー細川がパワフルにドラムを叩き込み、ヴォーカル山内のエネルギッシュな歌とともに観客に切り込んでいく。「逆光」、そして12月7日にリリースのミニアルバム「これからと夢」に収録の新曲「DAYS」と、激しいパフォーマンスが続く。再びMCで「東京は初雪が降ったそうです。これからどんどん寒くなっていますが、せめて、ライブハウスではまだまだ熱くなりましょう!」と呼びかけると、オーディエンスが大きな声援で応えた。ラストはメジャーデビュー曲「青春のすべて」。まっすぐに音楽をぶつけていくような、アクロバティックな演奏を見せた。
「やろうぜー!大阪!」とオーディエンスを煽りながらトリに登場したのはラックライフ(2016年5月度パワープレイアーティスト)。手拍子を誘う。会場が一体となり、「変わらない空」「初めの一歩」など3曲を立て続けに演奏。ポップなナンバーで観客に迫る。ビートにのせて、溢れんばかりの思いを歌で伝えようとする様子に観客も引き込まれていく。観客もヒートアップしたところで、「しっかり歌で伝える35分にしたい。次に11月2日にリリースしたシングル「風が吹く街」を。大切な歌。音楽を受け止めてくれるあなたの心にぶっさすように歌いたい!」と熱唱。“言葉“の一つ一つを声と音に託すように観客に投げ込んでいく。3月15日に活動9年目を迎えるという「ラックライフ」。MCでは、「ラックライフの9歳の誕生日にメジャー1stフルアルバムを発売する。9年間、いろんな人と出会い、ライブハウスで目に見えないけど観客と投げ合っている。それを出会ってきた人たちにプレゼントできると思ったらグッと来る。」「思うことはステージの上で、嘘をつかずに言ってきた」と感極まるシーンも。そのあともラブソング「アイトユウ」など2曲を熱唱。そして、「今年の5月に夢を与えてくれた曲を最後に歌います。ライブハウス
で出会った人たちの顔を思い浮かべながら作った曲」とメジャーデビュー曲「名前を呼ぶよ」で、会場の熱気も最高潮に。鳴り止まぬ手拍子にこたえて、お約束の「フールズ」。疾走感に溢れたナンバーで最後まで盛り上げる。トリにふさわしい9年目の貫禄を見せ、大熱狂のうちに終演した。
◎開催概要
【FM OSAKA E∞Tracks LIVE】
日時:2016年11月24日(木) 18:00開場18:30開演
会場:LIVE HOUSE BRONZE
http://osakabronze.com/出演:ラックライフ、Shout it Out、HOWL BE QUIET、Goodbye holiday