2016/11/07
2016年11月5日と6日の2日間にわたり、千葉・幕張メッセ国際展示場9~11ホールで行われたスリップノット主催のフェス【KNOTFEST JAPAN 2016】。6日に登場したthe GazettEは世界標準のパフォーマンスを披露し、メタルファンやラウドロックファンを歓喜させた。
視覚的な要素を駆使するパフォーマンスに、轟音と叙情的なメロディーが混在する日本的な感性により、世界中で熱く受け入れられているthe GazettE。2016年は北米や南米、さらにはアジアやヨーロッパをまわるワールドツアーを敢行し、各地を熱狂させてきたばかりだが、その勢いのままにメンバーがステージに上がると、場内からは熱い声援が。1曲目にプレイされたのは、昨年リリースのアルバムのタイトル曲「DOGMA」。うねるようなサウンドが会場を漆黒に染めていく。
続く「RAGE」「UGLY」も攻めのダークサウンド。グロウルとクリアな歌声をあやつるRUKI(vo)のスタイルも独特だ。MCでは「こんばんは、ガゼットです。見ての通りビジュアル系でございます」と直球で挨拶。タイプの違うギタリスト、麗(g)と葵(g)のスリリングなギターや、REITA(b)と戒(dr)による動きの多いプレイスタイルもステージに華やかさを添え、後半は観客のレスポンスをうながす「BLEMISH」「TOMORROWNEVER DIES」でテンションを上げクライマックスへ。
ラストはキラーチューン「Filth in the beauty」で熱い一体感とともにフィニッシュ。彼らを初めて見た人も多かったはずだが、日本独自のビジュアル系シーンから生まれたthe GazettEの特異さは存分に伝わったことだろう。
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