2016/10/16
11月19日に公開される映画『胸騒ぎのシチリア』の劇中で、ザ・ローリング・ストーンズの名曲の知られざるエピソードが語られることが分かった。
本作は、世界的な人気を誇るロック歌手マリアン、年下の恋人ポール、マリアンの元彼で音楽プロデューサーのハリー、セクシーな娘ベンという4人の男女の嫉妬や思惑が入り混じった人間模様を描いたストーリー。
ザ・ローリング・ストーンズのエピソードが語られるのは、ハリーがマリアン宅のレコードの中から自分がプロデュースしたザ・ローリング・ストーンズのアルバム『Voodoo Lounge』を見つけ、「Moon is Up」をかけるシーン。ハリーから、冷たい雨が降りしきるダブリンのスタジオで難航するレコーディング風景や、緊迫した制作風景が語られる。
今回の撮影にあたり、ルカ・グァダニーノ監督は、実際にローマでザ・ローリング・ストーンズがコンサートをやっていると聞きつけて会いに行き、ギターのロン・ウッドとドラムのチャーリー・ワッツに会う事に成功。隠れた名曲としてファンの人気も高い「Moon is Up」の裏話を聞いたという。
グァダニーノ監督は「彼らは洗練されていて感じがよく、私たちに助言をくれた。ゴミ箱を楽器にして録音したという裏話を教えてくれたんだ。これにより、ハリーをストーンズの歴史の一部に組み込むことができた」と語り、そのエピソードはまるごとハリーのセリフとして生かされることになった。このほかにも、ザ・ローリング・ストーンズファン必見のエピソードがちりばめられており、「エモーショナル・レスキュー」も、ハリーがマリアンへの未練の心情を歌詞に託す、本作のテーマともなる重要なモチーフとして登場する。最後に起こる予想外の事件も、ファンにはピンとくるものがあるのでは?映画『胸騒ぎのシチリア』は、11月19日より全国ロードショー。
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