2016/09/14 09:00
ラッパー、トラヴィス・スコットの新作『バーズ・イン・ザ・トラップ・シング・マックナイト』が、No.1デビューを果たした、今週の米ビルボード・アルバム・チャート。
2015年9月にリリースしたデビュー・アルバム『ロデオ』が最高位3位(ラップ・チャート首位)をマークし、本作からのシングル「アンチドート」がポップ16位、ラップ・チャートで4位をマークする大ヒットを記録した、トラヴィス・スコット。
新人ながらもその活躍は目覚ましく、DJキャレドやジャスティン・ビーバーなどの新作に参加したり、交際が囁かれたリアーナの「ビッチ・ベター・ハヴ・マイ・マネー」(2015年)をプロデュースしたりと、ここ1年で才能を開花させた。そういった様々な活躍もあり、アルバムは初動枚数9万枚近くを稼ぎ、自身初のNo.1デビューとなり、オーストラリアやニュージーランドでもTOP10入りを果たしている。
本作はデジタル・ダウンロードがiTunesのみ、ストリーミング(楽曲視聴)はアップル・ミュージックの限定となっていて、2016年はドレイクやビヨンセ、先々週のアルバム・チャートで首位デビューを果たしたDJキャレドも、同じ手法でアルバムをヒットさせている。
67,000枚を獲得して、2位にデビューを果たしたのは、フロリダ州出身の5人組ロック・バンド、ア・デイ・トゥ・リメンバーの6枚目となるスタジオ・アルバム『バッド・バイブレーション』。2005年にデビューし、2009年にリリースした3rdアルバム『ホームシック』が最高位21位を記録し、ブレイクを果たす。翌年に発売された4th『ホワット・セパレイツ・ミー・フロム・ユー』が11位まで到達するが、TOP10入りには至らなかった。前作『コモン・カーテシー』では初登場37位とランキングを落とすが、本作で一気に巻き返し、自身初のTOP10入りを果たした。UKやドイツでもTOP10入りし、オーストラリアでは初のNo.1を果たしている。
TOP10内は、その他新作はなく、ドレイク(3位)やトゥエンティ・ワン・パイロッツ(7位)、リアーナ(8位)など、ソング・チャートでヒット曲を連発している人気アーティストの作品がそれぞれランクアップした。また、今週末に開催される【第68回エミー賞】には、8月28日に開催された【MTVビデオ・ミュージック・アワード】で8冠に輝いた、ビヨンセの『レモネード』がノミネートされていて、再び売上を伸ばすことが予想される。
Text:本家一成
※関連リンク先の米ビルボード・チャートの掲載は、14日22時以降となります。
◎【Hot200】トップ10
1位『バーズ・イン・ザ・トラップ・シング・マックナイト』トラヴィス・スコット
2位『バッド・バイブレーション』ア・デイ・トゥ・リメンバー
3位『ヴューズ』ドレイク
4位『スーサイド・スクワッド』サウンドトラック
5位『ディグ・ユア・ルーツ』フロリダ・ジョージア・ライン
6位『アンコール』バーブラ・ストライサンド
7位『ブラーリーフェイス』トウェンティ・ワン・パイロッツ
8位『アンチ』リアーナ
9位『レモネード』ビヨンセ
10位『ブロンド』フランク・オーシャン
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