2016/09/07
『ハドソン川の奇跡』の全米公開を前に、本日9月7日(水)(現地時間9月6日(火))、本作の舞台であるニューヨークのリンカーンセンターのアリス・タリー・ホールにて、ニューヨークプレミアが行われ豪華キャストが集結。イーストウッド監督が日本のファンに向けた熱いメッセージを送った。
当日は、86歳にして精力的に作品を世に送り続け、ハリウッドを代表する巨匠クリント・イーストウッド監督を筆頭に14日より来日が決定しているトム・ハンクスとアーロン・エッカート、さらに“ハドソン川の奇跡”の当事者であり、大惨事から全員の命を救いながらも、一夜にして容疑者となったチェスリー・サレンバーガー機長本人も登場した。2015年度賞レースを席巻し、世界興行収入600億円を超えの史上空前の大ヒットとなった『アメリカン・スナイパー』に次ぐ、オスカー監督クリント・イーストウッド最新作とあって、早くも2017年度アカデミー賞有力候補の呼び声高い本作は、作品賞はもちろん、監督賞、主演男優賞など、主要部門でのノミネートが確実視されている。監督やキャストが到着する度に会場は、歓声に包まれた。
クリント・イーストウッド監督は、本作を待ち望む日本のファンに向けて「僕は日本のファンのみなさんが大好きです。日本を舞台にした映画(「硫黄島からの手紙」)を撮ったこともあるくらい、私にとっては特別な国。みなさんに気に入っていただけると嬉しいです」と日本のファンへの熱い思いを語った。トム演じるサリー機長について「人間には二面性があって、仕事では強い姿を見せても、一方では弱い一面があるんだ。僕もそうなんだけどね(笑)」と冗談交じりに語った。そして副機長ジェフを演じたアーロン・エッカートは8年ぶりの来日について「日本が大好きなんだ。前回行った時、皇居の周りを走ったんだ。すごく楽しくて、またしたいよ」と告白。日本のファンのみんなに会えるのが楽しみだと笑顔で答えた。
いよいよ主役の登場を待ち望む会場の熱気が高まる中、満を持して登場したのは主演トム・ハンクスだ。劇中では155人の命を救った“英雄”と称賛される一方、ハドソン川への不時着は本当に正しかったのか?と容疑者になってしまうという役どころを演じている。そんなサリー機長を演じた理由を聞かれると「それは実際のサリーが男の中の男だからだよ。事故のことは世界中の人が知っていたけど、機長についての真実は誰も知らなかった。その真実を伝えることに演じる意味があると思ったんだ」と役柄に込めた熱い思いを明かした。いよいよ来日が迫るトム・ハンクスは日本でどんな言葉を聞かせてくれるのか期待が高まるばかりだ。
また、トム・ハンクスとアーロン・エッカートが来日し15日に予定されている大規模なジャパンプレミア レッド・カーペットイベントには、歌舞伎俳優の市川海老蔵が登壇することが決定。日米を代表する大物の共演が実現し、益々盛り上がることは間違いない。
◎公開情報『ハドソン川の奇跡』
9月24日(土)丸の内ピカデリー 新宿ピカデリー他全国ロードショー!
ワーナー・ブラザース映画配給
photo by Matthew Eisman
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