2016/08/31
8月24日にリリースされた元宝塚歌劇団の歴代トップスター17名によるカバーアルバム『麗人REIJIN Season2“Festa”』より、稔幸(みのるこう)、真琴つばさ、春野寿美礼、貴城けいの4名の元男役トップスターが、8月30日 山野楽器銀座本店に集結、トークショーと握手会イベントを開催した。
元宝塚歌劇団男役トップスターたちによる史上初のJ-POP/歌謡曲のカバーアルバム『REJIN』は、2015年1月に第1弾『麗人 -REIJIN-』がリリースされて以来、『麗人REIJIN -Showa Era-』(2015年7月発売)、『麗人REIJIN -Season 2』(2016年1月発売)と好評につきシリーズ化され、毎回1日限りのCD発売記念コンサートも開催してきた。今作『麗人REIJIN Season2 “Festa”』は、総勢17名が参加する初の2枚組CDアルバムとしてリリースされ、コンサートも9月21日~24日の4日間、赤坂ACTシアターにて、参加メンバーも公演数もスケールアップした【REIJIN祭り】として開催される。
そのPRイベントとして開催されたこの日のトークショー。会場には待ちわびたファン約200人が詰めかけた。最上級生の稔幸を中心に、4名による軽妙なトークショーが展開。レコーディングとジャケット撮影の秘話や、宝塚時代のエピソードなど、OGトークにも花を咲かせた。
最下級生の貴城けいは、シリーズ全作品に参加している唯一のメンバーは、今回カバーした「ベサメ・ムーチョ」について、「宝塚時代にこの曲を歌ったDVDを観たら、男らしくて自分でも驚きましたが(笑)、“キスして”という原曲の意味を意識して女性らしく歌いました」とコメント。春野からも「“ベッサメー”(=キスして)と歌うところが色っぽくてよかった」と指摘され照れていた。また先日、初出産が報告された春野寿美礼は、この日が産休後の人前での初仕事となり、「イベントの話しを聞いて、ぜひ参加させて下さい、と立候補しました」との発言に集まったファンたちの感激もひとしお。カバーした「少年時代」も「子守唄のように聴こえた」との稔からの感想に、他のメンバーも頷いていた。
沢田研二の「サムライ」をカバーしたREIJIN初参加の真琴つばさは、“Festa”がテーマで夏の歌を選ぶのに、「一番似合う曲だった」ということで選曲が「サムライ」に。「コンサートでも盛り上げて歌いたい」と意気込んでいたが、下級生の春野と貴城はこの曲を知らず、会場も巻き込んだ世代間の断絶に、驚きの声がもれていた。安全地帯「熱視線」をカバーした稔幸は、これまで参加した全作品でJ-POPの“男唄”に挑戦。「男役ではなくて“麗人”」ということで、(男役を経験した)自分たちにしか出せない個性を聴いてもらいたいとアピールしていた。
トークショー終了後は、山野楽器チェーンでアルバムを購入したリスナーを対象とした握手会を開催。4名の“麗人”全員と握手ができるということで、ファンにとってはプレミアムなイベントとなり、待ち望んでいたファンとの交流を深め、大盛況のうちに幕を閉じた。
“男役を極めた女性”という特異な経歴を持つトップスターたち。その“男よりも男らしく、女よりも女らしい”歌唱は、一度聴いたら忘れられない魅力にあふれている。ビクター公式YouTubeでは、アルバム全曲のダイジェスト映像も公開されているので、ぜひ試聴してほしい。
◎CD『麗人 REIJIN Season2“Festa”』
2016/8/24 RELEASE
[CD2枚組] VICL-64614~5 4,700円+税
◎【麗人REIJIN Season2“Festa”CD発売記念コンサート】
9月21日(水)~24日(土)東京・赤坂ACTシアター
チケット:全席指定 10,800円(税込)
出演:榛名由梨、汀夏子、峰さを理、髙汐巴、剣幸、日向薫、杜けあき、涼風真世、稔幸、真琴つばさ、姿月あさと、彩輝なお、春野寿美礼、貴城けい、大和悠河
※都合により、急遽出演者が変更となる場合があります
※安寿ミラ、久世星佳は、コンサートへの出演予定はありません
ダンス:牧勢 海、月央和沙、ほか
振付:室町あかね、牧勢 海
演奏:ニューハード・スペシャルビッグバンド
※詳細は公式HPにて
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