2016/08/31
くるりの岸田繁作曲による初のオーケストラ作品「交響曲第一番」の追加公演として、12月6日に東京で開催されることが決定した。
本企画は、京都市交響楽団から岸田に「楽団のためのオーケストラ作品を作って欲しい」という提案があったことから実現。岸田は「本格的なオーケストラ作品を書く、ということは昔からの夢のひとつでした」と快諾したという。本公演で指揮を務める広上淳一は、同作について「岸田氏がオーケストラに託す「魂」と「情熱」、そしてなによりオーケストラに対する敬意に溢れた壮大な音楽でした」とコメント。12月4日にロームシアター京都で初演され、12月6日に東京オペラシティコンサートホールにて開催される。チケット発売は、いずれも10月1日より。
◎岸田繁(くるり)コメント全文
昨年3月より、いくつかの交響的作品の作曲に取り組んでおります。まだ作業半ばではありますが、今年9月の完成に向けて試行錯誤を繰り返しながら、音を紡いでいます。
およそ1年半ほど前に、京都市交響楽団のマネージャー柴田氏から、同交響楽団のコンサートのためのオーケストラ作品を書き下ろしてほしい、というご提案をいただきました。
幼少の頃から親しんだオーケストラのために作品を書くなんて、夢のような話ですが、子供の頃の自分に教えてあげたいです。本格的なオーケストラ作品を書く、ということは、昔からの夢のひとつでありました。
ジャンルの垣根を超える、という言葉はある種使い古された表現になりつつありますが、私が大好きなベートーヴェンやバルトーク、ショスタコーヴィチなどの作品を聴いていると、あらゆる音楽的なトライアルを通して、ジャンルの垣根を超えながら新しいものを作ってきたのだなぁと感銘を受けました。
強い意思とアイデア、「当たり前でないもの」を追求することで、美しい音楽に昇華すべく、あくまでも大好きな「交響的作品」であることをコンセプトに、多くの皆様に感動を与える作品に仕上げようと思っております。乞うご期待ください。
◎広上淳一 コメント全文
ロックバンド「くるり」の岸田繁氏が私に届けてくれた音源は、岸田氏がオーケストラに託す「魂」と「情熱」、そしてなによりオーケストラに対する敬意に溢れた壮大な音楽でした。単純にオーケストラ音楽が好きというだけでこのような大曲を作曲ができるものではなく、そこに「敬意」があればこそ70人を越えるプレーヤーが奏でる本物のメロディ・ハーモニーを作り出すことができるのです。この音楽を聴いたとき、作曲家岸田繁氏と改めて出会いました。そして、この「才能」と岸田氏が子どもの頃から聴いてくれていた京都市交響楽団で「初演」できることにワクワクしています。
◎公演概要【京響プレミアム 岸田繁「交響曲第一番」】
12月4日(日)16:00開演 ロームシアター京都
12月6日(火)19:00開演 東京 東京オペラシティコンサートホール
出演:岸田繁/広上淳一/京都市交響楽団
演目:第一部:岸田繁&京都市交響楽団
第二部:「交響曲第一番」(演奏:京都市交響楽団 指揮:広上淳一)
チケット:6,500円 ※未就学同入場不可
チケット発売:10月1日(土)
くるりファンクラブ「純情息子」先行予約受付期間:2016年9月1日(木)12:00 ~ 2016年9月8日(木)23:59
抽選発表日時:9月10日(土)12:00~
純情息子:https://note.mu/quruli/n/nb7def4433529
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