2016/08/24 17:00
2016年秋に放送されるTVアニメ『私がモテてどうすんだ』(原作:ぢゅん子/講談社『別冊フレンド』連載)のメインキャスト5名(小林ゆう、小野友樹、河本啓佑、松岡禎丞、島崎信長)が、作品の見どころや現場での様子を語ってくれた。
<演じてるキャラクターと演じてみての感想>
この日の取材は、面接、オーディションに似た雰囲気が漂い、用意してきたという答えも間違えてしまうほど緊張していた小林ゆう。彼女の演じる芹沼花依は、心優しい高校2年生の女の子で、はじめは“ぽちゃ”(ぽっちゃりとした体型)だったが“あること”をきっかけにスリムな美少女に変身する。もともと腐女子でもあった芹沼花依が、自身の変貌とともに変わる環境にどう対応していくのかが魅力的だ。と、紹介してくれた小林も一生懸命説明してくれる、心優しい一面を見せてくれた。
続いて小野友樹は、自身の演じる五十嵐祐輔を王子様タイプのキャラクターだと紹介。クラスでは人気者、リーダーシップも取れて頼りになる、そしてスポーツも万能だとか。そんなモテそうな彼だが、芹沼花依に対して一生懸命で、時には抜け駆けしようとする。そのギャップや、等身大の感情を大事に演じていると小野は語った。
河本啓佑が演じるのは、ノリがよくチャラい要素を持つという七島希。裏表が無く思ったことを素直に言ってしまう性格だが、恋愛面ではピュアだとか。しかし、そんな彼も芹沼花依と出会い成長していく。人間的に成長する高校生ならではのところも含めて、七島の良さを演じられたらと、河本は意気込んでいた。
優等生系の後輩・四ノ宮隼人を演じる松岡禎丞は、四ノ宮を“男を体現したかのようなキャラクターだ”と語る。現実離れした外見と、身の切り替えが激しい性格。例えば、普段はツンツンしているが華やかな女性とすれ違えばフッと振り返る。“あること”をきっかけにデレてしまうギャップと、四ノ宮の可愛らしさを表現したいと松岡は語る。
そして島崎信長が演じるのは、六見遊馬。高校3年生の先輩で、芹沼花依の誰とも分からぬ変化にも特に態度も変えず、すぐ彼女と認識する。“好きなものがあるのはいいことじゃないのかな”みたいなキザな台詞も自然に言えてしまう、実際にいたら非の打ち所が無い先輩キャラと語る島崎も、この日はフランクな言動で場を仕切り、和やかにしてくれていた。
<作品の見どころと魅力>
本作ヒロインを演じる小林は、“一人一人が全く違う魅了をもっている素敵なイケメンの集団”も見どころの一つと語る。腐女子でもある芹沼花依は、自身を取り巻くイケメンそれぞれに対し胸キュンポイントも違い、その違いも楽しめる要素。と、これまた誠実にコメントしてくれた小林だが、「老若男女」を「ろうにゃく“にゃん”にょ」と噛んでしまう可愛らしい場面も見せてくれた。
小野は、ヒロイン・芹沼花依がヲタク故に生じる行き違いやドタバタ劇を、一般の恋愛作品との違いと語る。また、アニメ好きな視聴者からすると“主人公に投影しやすいところも魅力”と、アニメファンへの理解を示した。そして河本は、“芹沼花依を筆頭に、諦めず前を向いていこう”とするキャラクターから、プラスのエネルギーを受け取ってほしいと熱く語る。
また松岡は、芹沼花依の“私がモテてどうすんだ”という熱が回を追うごとに高まっていくところをポイントとしてあげてくれた。最後に島崎は見どころとして、“個性的な男性キャラ”をあげた。それぞれのキャラクターの個性にも愛着がわき、見ていて楽しくなる。恋のライバルだけど仲良く、みんなの絆が育まれていく。など、心温まるような、腐女子には胸が熱くなるようなストーリーが期待される。
<アフレコ現場の様子とOPテーマについて>
アフレコ現場は“笑い声が絶えない”らしく、休み時間は頂いたお菓子を食べながら作品、キャラの話で盛り上がるといった、「学校みたいな雰囲気です」と小林は語る。これを語っている間、島崎は飲み物を取りに出歩き遠めで見守っていたり、小野と河本は小林のコメントに対し相槌を打ち、松岡はボーッとしているようでちゃんと耳を傾けていた。この5人それぞれのキャラクターからも作品が楽しくなる予感を感じさせる。この楽しい雰囲気が画面からも伝わってほしい。
アニメ『私がモテてどうすんだ』のOPテーマ「Prince×Prince(プリンス×プリンス)」は、男性メインキャラ4人によるFrom4to7(cv.小野友樹、河本啓佑、松岡禎丞、島崎信長)が担当。随所にセリフが挟み込まれる“ごちゃごちゃ”感はあるものの、それが一つの作品にまとまる感じがアニメの展開とも少し似ているという本楽曲。また松岡はこの曲に対し「すごく切ない」とも語る。それは「歌詞を見ると……ん……」と、伝わるか不安になるが、「みんな、CDを買ってくれる!」と島崎がすかさずフォロー。是非CDを手に入れて、その“切なさ”を紐解いてみてほしい。なお『Prince×Prince』は、11月23日に発売される。
<楽しみにしている方へのメッセージ>
・小野友樹(五十嵐祐輔 役)
「あなたの目と耳で楽しんでいただければと思います。累計150万部を突破した原作とあわせて楽しんでいただければと思いますので、よろしくお願いします。」
・河本啓佑(七島 希 役)
「原作を読んでいる方も、まだ読んでいないという方も、まず一話見ていただければ、毎週見たくなると思います! ぜひ見てください!!」
・松岡禎丞(四ノ宮隼人 役)
「原作を見ていても、見ていなくても楽しめる。アニメ『私モテ』をぜひ見て、“あっ!! こういう話なんだっ”と思っていただいて、“沼(ぬま)”にはまってください。」
・島崎信長(六見遊馬 役)
「『私モテ』スタッフの熱だったり、愛だったりがいっぱい詰まっています。だから僕たちも同じくらいの熱量、愛情を持って参加しています。その愛が皆さんにも伝わればいいな。」
・小林ゆう(芹沼花依 役)
「『私モテ』は視聴者様にハッピーになっていただける作品です。ヲタクさん的趣味を突き詰めていく姿って凄くステキで、私も共感します。胸がキュンキュンしたり、仲間同士の絆や、人間ドラマが楽しめるラブコメとなっております。スタッフのみなさまやキャスト、みなさまの愛情が詰まった『私モテ』の沼に、“セリ沼”(芹沼)に是非浸かっていただけたら嬉しいです。」
※島崎信長…「崎」正式には“山+立+可”
取材&テキスト:古川泰佑
◎TVアニメ『私がモテてどうすんだ』
2016年10月より、TBS・CBC・サンテレビ・BS-TBSにて放送予定
(C)ぢゅん子・講談社/私モテ製作委員会
http://bit.ly/2aPDG92
<あらすじ>
自分とじゃ萌えないのに……私がモテてどうすんだーーー!!? 高校生・芹沼花依は、男同士が仲良くしているのを見たり妄想したりするのが大好きな腐女子。
ある日、大好きなアニメキャラが死んだショックで体重が激減し、それがきっかけで美少女に変身。すると、校内の4人の美少年からデートの誘いを受けてしまう。まさかのモテ期到来に、果たして花依は!?
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