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2016/08/11

エアロバイクをこがないと上映終了の“過酷”試写会 主演の小越勇輝は撮影が遅れてぎりぎり到着

 BSスカパ-!オリジナル連続ドラマ「弱虫ペダル」“体験”試写会および舞台あいさつが10日、東京都内で行われ、出演者の小越勇輝、鯨井康介、八島諒、平井浩基、桜井美南、滝川英治、青木空夢が出席した。
 渡辺航氏の同名漫画を初ドラマ化したこの作品は、高校生たちの自転車競技にかける青春を描く。この日は過酷な山道で自転車をこぎ続ける物語の世界観をリアルに体験すべく、当選した一般応募のファン全員がエアロバイクにまたがり、一つのチ-ムになって一定のケイデンス(ペダルの回転数)を達成しないと試写が即終了する可能性があるという過酷な体験型試写会が行われた。
 第1話上映に対して3つのオ-ダ-が用意され、まずは「全員でペダルを回してケイデンスメ-タ-をフルにせよ!」。試写会場の参加者全員が全力でケイデンスを上げ、まずは無事に上映が始まった。その後は「第1話の冒頭10分間ケイデンスを維持せよ!」として、全員がエアロバイクをこぎ続けなければならず、実際に途中でスクリ-ンが暗転し上映が一時ストップする場面もあった。最後は「ドラマのメンバ-の気持ちになってこぎ続けよう!」と、エアロバイクにまたがったまま、それぞれが試写を楽しんだ。
 試写が終わって、キャスト陣がステ-ジに登場すると手嶋純太役の鯨井が「(ここに主演がいない)理由は単純です。ロケが押したんです。今日は大事な大事なインタ-ハイの撮影で、みんなここに来たい気持ちでいっぱいだったのですが…」とメ-ンキャストの到着が間に合わなかったわけを明かした。
 福富寿一役の滝川は会場を見渡すと、どこか疲労の浮かぶファンに「みんな顔が死んでるけど大丈夫? 楽しんでる? そんなに過酷だったんだ、見てみたかったな」と苦笑を浮かべ、鯨井も「本当に皆さんお疲れさまでした。走りながらドラマを見るなんて経験はなかったんじゃないでしょうか。僕らも今月はそんなことだらけで、そして出来上がったドラマです。楽しんでいただけたでしょうか?」と呼びかけた。
 また、舞台あいさつの最後には主人公・小野田坂道役の小越が到着し、拍手で迎えられると「なんだか今、ゴ-ルした感覚でした。今日もぎりぎりまで撮影していて本当に今着いたところ」と明かし、「全員で熱く熱く作っている作品です。撮影も大詰めになってきました。最後までけがのないよう撮影して、すてきな作品を届けられるように頑張ります」と誓っていた。
 ドラマは8月26日午後9時から毎週金曜オンエア(全7話)。

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