2016/07/11
2年連続でフジロック出演が決定し、真夏の2マン3連発や年末ワンマンツアーと2016年下半期はフルスロットルでの活動が期待される井乃頭蓄音団が、7月2日に大阪はミナミのライブハウス一帯で行われた【見放題2016】に出演した。
2011年の初参戦以来、実に6年連続で出演している彼らにとって、【見放題】はもはやホームともいうべき場所だろう。今年は、盟友 THE ラブ人間が主催するライブイベント【下北沢にて】とのコラボが繰り広げられた心斎橋KING COBRAのステージに18時から出演となり、メンバーは早朝から機材車を走らせ昼過ぎには大阪へ上陸した。
例年通り、出演時間までは各ライブハウスの入口などでメンバー直々にチラシを配っていたが、さすがに6年目ともなると認知度も高く、観客や関係者から声をかけられる機会も多い。この日は晴天に恵まれたこともあり、非常にほのぼのとした雰囲気で開演までの時間をすごしていたのが彼ららしい。
一方、ライブはカラフルなバルーンで彩られたステージに現れたメンバーが、ファニーなコーラスを響かせていく「グッバイ東京」よりスタート。「ナミダナミダ」では井乃頭蓄音団が誇る2人のギタリスト ヒロヒサカトーとジョニー佐藤が交互に織り成していくギターソロで歓声を呼び、松尾よういちろう(vo,g)も「アンゴルモア」のイントロで若干テクニカルなフレーズを弾き倒しつつ、“もっと来いよ!”と荒々しい煽りを入れて会場を盛り立てていく。
さらに“私たちのワンマンライブに来ていただき、ありがとうございます!”とうそぶいた松尾は、改めての報告としてフジロックに“井乃頭蓄音団with上野洋子/鈴木慶一”名義で出演すること、8月に東京 渋谷B.Y.Gにて鈴木茂、クリトリック・リス、Wanna-Gonnaをそれぞれゲストに招いての真夏の2マン3連発、そして12月に東名阪でのワンマンツアーを行うことを発表。ヒロヒサカトーがこのステージを用意してくれたTHEラブ人間と見放題への感謝を告げると、人気のミディアムバラード「東京五輪」を披露して涙を誘った。
最後は代表曲中の代表曲「親が泣く」で自身らのアクトを締めくくった。この日、超先行として緊急発売された大阪ワンマン(11/26)のチケットもファンを喜ばせた。ライブ後は休憩もそこそこに各ライブハウスへポスターを貼ってもらう交渉に。【見放題2016】の全行程が終わる頃、ようやくメンバーたちはそれぞれ夜の町に消えていくのだった。
こうして今年も見放題をたん能した彼らだったが、翌3日には同じ大阪で開催の【夏福2016】にも出演と、大阪を舞台に獅子奮迅の活躍で存在感をアピールしていた。上記したように、今年の下半期は大きなイベントが目白押しとなっている井乃頭蓄音団は、2016年をどのような形で駆け抜けていくのか。さらなる新作などにも期待しつつ、まずは各地のライブでノリにノッている彼らをチェックしてみて欲しい。
撮影:杉岡祐樹
◎井乃頭蓄音団 ライブ情報
【いつでも誰かが-vol.31-『大人な音Night~さらばAREA559~』】
7月16日(土) 福島 AREA559
【FUJI ROCK FESTIVAL’16】
7月23日(土) 新潟 湯沢町苗場スキー場
井乃頭蓄音団with上野洋子/鈴木慶一名義にて、苗場食堂へ出演
【第五回 吉祥寺祭り ~真夏のビールフェスタ~】
8月7日(日) 吉祥寺STAR PINE’S CAFE
【百軒店コンサート2016 ~真夏の2マン3連セン!!~】
会場:東京 渋谷B.Y.G
8月6日(土) ゲスト:鈴木茂
8月13日(土) ゲスト:クリトリック・リス
8月27日(土) ゲスト:Wanna-Gonna
【井乃頭蓄音団 初の東名阪ワンマンツアー『ワンマン道中いの栗毛2016』】
11月23日(水・祝) 愛知 名古屋 ell.SIZE
11月26日(土) 大阪GANZ toi,toi,toi
12月9日(金) 東京 渋谷CLUB QUATTRO
◎松尾よういちろう ソロ
【Laguna 8th anniversary 後藤匠自主企画<平和な公園vol.1>】
7月13日(水) 東京 下北沢Laguna
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