2012/06/07
ニューヨークに構える有名スポットにして、最も著名なクラブのひとつとして知られるアポロシアターで開かれたアマチュアナイトで、弱冠14歳 兵庫県の学校に通う中学3年生の日本人女性シンガー 青野紗穂が見事優勝を果たした。
彼女が出場したのは、アマチュアナイトのキッズ部門「Stars of Tomorrow」。5~15歳までが対象で、全米に留まらず、世界中から才能あふれる子供たちが歌唱力を競い合う場だ。
競演者が同世代とはいえ、立っているステージは異国の地、しかもNY有数の舞台。そんな中で、14歳の少女は最も敬愛するホイットニー・ヒューストンの名曲『アイ・ハヴ・ナッシング』を堂々と披露し、観客を魅了してみせる。
勝敗は観客の拍手と歓声によって決まるのだが、青野は他の出場者の2倍得点を獲得。イベントMCも「ものすごい実力だ! 14歳とは思えない!」と驚きと賛辞をおくるほどのパフォーマンスで、文句なしの優勝を果たしたのだ。
その実力で優勝を手にした彼女は、「もしも、アポロのステージに立てて、賞をもらうことができたら、海外で認められるための第一歩になるんじゃないかと思い、自信を勝ち取るために出場したいと思いました。ステージでは最初は緊張していて歓声が聞こえませんでした。でも、途中から声援と喝采がだんだん大きくなって聞こえてきて、歌いながら全身に鳥肌がたちました!」
「判定で、ステージに戻った時に最初の2人の出場者への拍手もすごくて、負けるかと思いましたが、自分の時も大きな歓声をもらい、振り向いたら最高スコアが目に入り、優勝を実感しました。一般の観客のかたから、すごくよかったと次々に声をかけられ、実力を評価されたのを実感できました。すごく嬉しかったです。次もがんばりたいです」と、声を弾ませて語っている。
なお、今回の結果によって、青野は6月20日に行われるマンスリー大会へ出場することが決定。世界を舞台に活躍できるチャンスを掴んだ新しい才能が、さらなるステップアップを経るのか。その動向に注目してもらいたい。
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