2012/06/04
5月31日に赤坂BLITZでメジャーデビューしたばかりの4人組 宇宙人がレコ発イベント【3MAN LIVE「西向く侍」supported by HMV】を開催。私立恵比寿中学、N'夙川BOYSという対バン相手と強烈なアクトで激突した。
メジャーデビュー盤となるミニアルバム『慟哭』のリリースを記念して開催されたこのライブは、バンドの転換時にはDJとしてサイトウ“JxJx”ジュン、クボタマサヒコ、DJ和、DJやついいちろうらも参加。新人とは思えない豪華な面々が揃うイベントとして、開催前から注目されてきた。
トップバッターは、こちらも先日、シングル『仮契約のシンデレラ』でメジャーデビューしたばかりの9人組アイドル 私立恵比寿中学だ。客席に金テープ発射&エビ中札が降り注ぐド派手な演出でオープニングを飾ると、ロックファンをも煽る真山りかのMCで会場のボルテージは急上昇。安本彩花は「今日は、ちょっとユニークなグループの共演です」と話して笑いを誘ったが、他2組に負けず劣らず個性的なステージを展開し、勢いに乗った痛快なアクトを見せつけた。
続くN'夙川BOYSのステージは、この日のMVPとしても相違ないだろう。1曲目から客席へダイブしたマーヤLOVEは、「勇気を出して、ジリジリと前に来て欲しい!」と様子見していた観衆を前方へと誘う。さらに、中盤には客席中央まで分け入り、夙川チームと宇宙人チームに分けた感客に綱引き合戦を敢行させる仰天演出も。会場の備品の一部を破損させるほどの熱戦を繰り広げると、ステージ直後、楽屋に戻ってきたエビ中メンバーがそれぞれに倒れ込んでいたことを告白し、「ナメてるヤツは多いと思うけど、ブッ飛ばして欲しいと思いました!」と、最後は名バラード『死神DANCE』で感動的な一幕を届けた。
もちろん、トリとして出演した宇宙人のアクトも圧巻だ。あえて照明を抑えた薄暗いステージ。まずはボーカルを除く3名のメンバーが登場し、最新作に収録の10分を超えるインスト曲からスタートする。やがてすーっとステージ中央に姿を現したしのさきあさこ(vo)は、両手を胸元で水平に重ね合わせた状態のまま、無言で佇んでいる。
続く『ファンタスチックヨーグルト』で、ようやくQコードと呼ばれる電子楽器を演奏しながら歌い始めたしのさきだが、その後の楽曲では基本、両手で様々なポージングを取りながら淡々と歌い続けている。張り詰めているようで、とてもリラックスしているようにも見える。そんな独特の空気感は、やがて場内の雰囲気をも支配したのか。これまで大きな声援でそれぞれのアクトに応えていた観衆まで終始無言に。『家の中以外away』まで歌い切ったしのさきは、観衆に一礼すると瞬く間にステージを後にした。
3組の演奏後もDJ やついいちろうがプレイするなど、最後の最後まで見所満載のイベントを開催した宇宙人だが、6月17日にタワーレコード新宿店 7Fイベントスペースで、7月8日にはタワーレコード京都店でしのさきあさこのミニライブを開催。7月15日には高知の桂浜公園 野外ステージで行われるイベントに出演する予定だ。
◎宇宙人 ライブ情報
06.17(日) タワーレコード新宿店 7Fイベントスペース
※しのさきあさこミニライブ
07.08(日) タワーレコード京都店
※しのさきあさこミニライブ
【第3回リョーマの休日in桂浜ぜよ!】
07.15(日) 桂浜公園 野外ステージ(高知市浦戸)
※観覧無料
出演:宇宙人
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