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2016/06/22 09:00

【米ビルボード・アルバム・チャート】ドレイクの『ヴューズ』が、シングル「ワン・ダンス」と共に、7週目の首位をマーク

 今週も、週間セールス12万枚をマークし、通算7週目の首位を死守したドレイク。2位以下とも半数以上の差をつけ、登場7週目にして、未だ断トツでトップに君臨している。しかし、実売(アルバムのダウンロード数)は1/3程度で、売り上げの大半は、ソング・チャートにランクインしている、アルバムの収録曲によるストリーミング・ポイントが占めている。

 2位に初登場したのは、ニック・ジョナスの3rdアルバム『ラスト・イヤー・ワズ・コンプリケーティッド』。スマッシュヒットを記録した、2ndアルバム『ニック・ジョナス』でマークした、最高位6位を超える自身最高位を更新し、ソロ活動での成功を物語る結果を残した。
アルバムのプロデュースはニックを中心に、サー・ノーラン、マックス・マーティンやシェルバックといった人気プロデューサーが参加。ゲストには、先行シングル「クロース」(今週14位)にフューチャーされたトーヴ・ローや、タイ・ダラー・サイン、ビッグ・ショーンといった人気ラッパーが参加している。

 6月12日にニューヨークで開催された【第70回トニー賞授賞式】で、「ミュージカル作品賞」を受賞した『ハミルトン』のサウンド・トラックが、先週の13位から3位へ、一気にランクアップを果たした。歴史劇とヒップホップ・ミュージックが融合したミュージカルで、「ミュージカル作品賞」の他にも、「主演男優賞」、「演出賞」、「脚本賞」等計11冠に輝き、総なめにした。

 ニューヨーク出身のシンガーソングライター、ジョン・ベリオン(25)のデビュー・アルバム『ザ・ヒューマン・コンディション』は、初登場5位という華々しいデビューを飾った。ヒップホップやR&B、ロックなど幅広いジャンルを網羅し、全タイトル自身が手掛けるという、シンガーのみならず、プロデュース業も評価されているジョン・ベリオン。シングル・ヒットがないにもかかわらず、この順位でのスタートは見事だ。

 TOP10以下では、スコットランドのロックバンド、ガービッジの4年ぶり、6枚目のスタジオ・アルバム『ストレンジ・リトル・バーズ』が14位に、アイスランド出身のロックバンド、カレオの3年ぶりとなる2ndアルバム『A/B』が15位に、2008年に結成されたL.A.出身のポップバンド、フィッツ&ザ・タントラムズの3rdアルバム『フィッツ&ザ・タントラムズ』が初登場した。28位には、最新のカントリー・ヒットが詰まったコンピ盤『ナウ』シリーズのカントリー盤がデビューしている。Text:本家一成
※関連リンク先の米ビルボード・チャートの掲載は、22日22時以降となります。

◎【Hot200】トップ10
1位『ヴューズ』ドレイク
2位『ラスト・イヤー・ワズ・コンプリケイテッド』ニック・ジョナス
3位『ハミルトン:アメリカン・ミュージカル』
4位『レモネード』ビヨンセ
5位『ザ・ヒューマン・コンディション』ジョン・ベリオン
6位『アンチ』リアーナ
7位『ブラーリーフェイス』トウェンティ・ワン・パイロッツ
8位『25』アデル
9位『イフ・アイム・オネスト』ブレイク・シェルトン
10位『トラベラー』クリス・ステープルトン

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