2016/06/07
映画『セトウツミ』の完成披露試写会が7日、東京都内で行われ、出演者の池松壮亮、菅田将暉、大森立嗣監督が登壇した。
本作は、関西の男子高校生の日常を全編会話劇で映し出した青春映画。タイトルは、主人公の瀬戸(せと)と内海(うつみ)の名前を組み合わせたもの。ク-ルな塾通いの内海を池松、元サッカ-部のお調子者、瀬戸を菅田が演じた。
本格的に演技で共演するのはこれが初めてという2人。お互いの印象について聞かれた池松が、菅田について「心と体が柔らかい柔軟性のある俳優さん」と評すれば、菅田も「真面目な話、(友人で俳優の)大河が『(池松くんは)役者の鏡だよ』と言っていたのですが、本当にその通りでした」と明かした。
大森監督は二人について「初対面では一言も口聞かなかった。この二人、大丈夫かな?とちょっと怖くなった」と笑わせながらも「べたつかない感じがすごくいい。撮影の合間も割とお互いそっぽを向いて。でも、ふと見たらしゃべっている。仲いいのか悪いのか分からない感じが良かった」と語った。
ほぼ河原のワンシチュエ-ションで行われたという今回の撮影。池松が「お尻が痛かったですね。途中で(スタッフが)見かねて座布団を買ってきてくれたんですが。100均だったんですね。全然(クッションの)効果がなくて、痛くて…」と撮影中のエピソ-ドを明かした。
一方、菅田は「思ってたよりも池松くんがボケるんですよ。ボケることが好きな人で…。だから突っ込むのがすごく大変でした」と現場での思い出を披露。
大阪出身の菅田は「僕は上京して7、8年経つんですが、そのやり取りが、すごく地元にいたころの感覚で…。人知れず、突っ込みだ、ボケだということが日常の中にある感じを久しぶりに感じて。それ以来、池松くんと会うとそんな感じです」と笑顔で振り返った。
本作で関西弁に初挑戦した福岡出身の池松は「難しいし、できればやりたくなかった。関西の人の“関西弁チェック”が入る感じとか本当に嫌だし、できれば大阪で公開してほしくない」と弱気なコメント。
そんな池松の関西弁の出来栄えを尋ねられた菅田は「はい、それはもう!」と太鼓判を押したが、池松は「(現場では)78点って言ってましたから」と苦笑いだった。
映画は7月2日から新宿ピカデリ-ほか全国ロ-ドショ-。
(左から)大森立嗣監督、池松壮亮、菅田将暉
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