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2016/06/01

【米ビルボード・アルバム・チャート】ドレイクの『ヴューズ』が4連覇、ディラン&クラプトンがTOP10圏内に初登場

 アリアナの新作をおさえて、ドレイクの『ヴューズ』が、4週目の首位を死守した、今週の米ビルボード・アルバム・チャート。

 今週のソング・チャートで、3週目の首位をマークした「ワン・ダンス」はじめ、『ヴューズ』に収録された楽曲のストリーミングが好調ということもあり、ドレイクはキャリア最長のアルバム首位をマークした。これまで売り上げた実売数(デジタル・ダウンロード数)は110万枚だが、収録曲のユニット数を総合すると、200万枚近いセールスに到達している。

 一方で、3作連続の首位デビューが期待されていた、アリアナ・グランデの3rdアルバム『デンジャラス・ウーマン』は、ドレイクの週間セールスに届かず、初動枚数129,000枚で2位デビューとなった。ドレイクとの差がついた理由としては、本作からの先行シングル「デンジャラス・ウーマン」(今週8位)や「イントゥ・ユー」(今週51位)が、ソング・チャートで勢い振るわなかったことだろう。アルバム・チャートの集計法の変更により、収録曲がソング・チャートで上位にランクインできないと、アルバム・チャートでも上位にランクインできない。

 実際、ドレイクの『ヴューズ』は、今週の実売枚数が10万枚を切っているので、単純に売り上げ(ダウンロード数)だけで集計すれば、アリアナが首位を獲得したことになる。ストリーミングやシングル曲のポイントが加算されない、UKやオーストラリアでは、アリアナの『デンジャラス・ウーマン』が首位デビューを果たしている。また、ジャパン・チャートでは、前2作の最高位3位を上回る、2位に初登場した。

 続いて、3位にデビューしたのは、カントリー・シンガー、ブレイク・シェルトンの10作目『イフ・アイム・オネスト』が初登場。本作も、シングル曲のポイントはほぼ無く、実売だけで10万枚を突破して上位デビューを果たした。2001年のデビューから15周年記念となる10作目で、2003年リリースの2ndアルバム『ザ・ドリーマー』で獲得した8位から、通算6作目となるTOP10入り、カントリー・チャートでは、4作目のNo.1獲得となる。

 6位と7位には、ベテラン勢が初登場。6位には、エリック・クラプトンの23作目となるスタジオ・アルバム『アイ・スティル・ドゥ』がデビュー。前作『オールド・ソック』(2013年)以来、3年ぶりとなる新作で、スタジオ・アルバムとしては11作目、ライブ盤やコンピレーションを含むと、17作目のTOP10入りとなる。

 7位には、ボブ・ディランの37枚目となるアルバム『フォールン・エンジェルズ』が初登場。本作はカバー・アルバムで、グレン・ミラーやフランク・シナトラ、アイシャム・ジョーンズなど、往年のジャズ・アーティストの名曲を見事にボブ・ディランらしく焼き直している。本作は、2015年1月リリースの『シャドウズ・イン・ザ・ナイト』から、およそ1年ぶりとなる新作。

Text: 本家 一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートの掲載は、1日22時以降となります。

◎【Hot200】トップ10
1位『ヴューズ』ドレイク
2位『デンジャラス・ウーマン』アリアナ・グランデ
3位『イフ・アイム・オネスト』ブレイク・シェルトン
4位『レモネード』ビヨンセ
5位『アンチ』リアーナ
6位『アイ・スティル・ドゥ』エリック・クラプトン
7位『フォールン・エンジェルズ』ボブ・ディラン
8位『サンキュー』メーガン・トレイナー
9位『25』アデル
10位『2』マッドクラッチ

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