2016/04/26
伝説のロックシンガー ジャニス・ジョプリンの最新ドキュメンタリー映画『JANIS:LITTLE GIRL BLUE』が、邦題『ジャニス:リトル・ガール・ブルー』で2016年9月よりシアター・イメージフォーラムほか全国で公開される。
誰にもまねできないソウルフルな歌い方と心をわし掴みにする特徴的なハスキーボイス、ロックスターとしての逸話の数々、そして女性としての自由奔放な生き方で、今なお圧倒的な人気を誇るロック史上最も偉大な女性シンガー、ジャニス・ジョプリン。昨年のヴェネツィア映画祭でのワールドプレミアを皮切りに、トロント映画祭、ロンドン映画祭など各国の映画祭で絶賛され、日本での公開が待ち望まれていたジャニス・ジョプリンの最新ドキュメンタリー映画『ジャニス:リトル・ガール・ブルー』が、2016年9月よりシアター・イメージフォーラム他全国にて順次公開される。
テキサスの田舎町で、ごく普通の中流の家庭で生まれたジャニスは、容姿へのコンプレックスや元来の内気で繊細な性格から、学校になじめず、他の生徒から孤立を深めていくようになる。しかし、やがてブルースやフォークに出会い、自分でもバンドを組み歌い始め、63年、フラワー・ムーヴメントの中心地サンフランシスコへ単身趣き、そこで圧倒的な歌唱力から歌手としての存在感を高め、ビッグ・ブラザー&ザ・ホールディング・カンパニーに加入。
67年の【モンタレー・ポップ・フェスティバル】でのライブで一夜にしてスターダムにのし上がった彼女は、69年の【ウッドストック・フェスティバル】への出演、70年の列車に乗ってカナダを横断しながら行うツアー【フェスティバル・エクスプレス】など精力的に活動し、60年代後半、公民権運動やベトナム反戦運動、ウーマンリブなどカウンターカルチャーが吹き荒れる激動の時代の象徴として一躍、大きな脚光を浴びるようになる。しかし、1970年10月4日、アルバム『パール』のレコーディング中にヘロインのオーバー・ドーズにより27歳の若さで死去。
本作では、遺族の全面協力によりバンドメンバーや親しい友人、昔の恋人、家族といった生前ジャニスの最も身近にいた人々からのインタビュー映像と、故郷を離れロックスターとして大きな注目を浴びるようになっても、変わらずにずっと書き続けていた両親や兄弟、恋人へのパーソナルな手紙を軸に、ロックスターとしてのジャニス・ジョプリンではなく、一人の女性としての「ジャニス・ジョプリン」を立体的に浮かびあがらせていく。
監督は、社会性の強いテーマをエッジの効いた作風で描き高い評価を得て来たエイミー・バーグが務め、同じ女性としてジャニス・ジョプリンの素顔を丁寧に描き切っている。製作は、監督としてアカデミー賞受賞経験もあるドキュメンタリーの巨匠アレックス・ギブニー。アメリカでは昨年に劇場公開され、好評を博し、今年にはPBSのアメリカン・マスターズとして全米放送も決定。アーカイブ映像では、ジョン・レノン、ピンク、ジュリエット・ルイスなども出演する。
◎映画『ジャニス:リトル・ガール・ブルー』
9月よりシアター・イメージフォーラム他全国順次ロードショー
配給:ザジフィルムズ
(c) 2015 by JANIS PRODUCTIONS LLC & THIRTEEN PRODUCTIONS LLC. All rights reserved.
監督:エイミー・バーグ『フロム・イーブル~バチカンを震撼させた悪魔の神父~』
製作:アレックス・ギブニー『エンロン巨大企業はいかにして崩壊したのか?』『「闇」へ』
出演:サム・アンドリュー、ピーター・アルビン、デイヴ・ゲッツ(以上、ビッグ・ブラザー&ホールディング・カンパニー)
クリス・クリストファーソン、カントリー・ジョー・マクドナルド、ボブ・ウィアー(グレイトフル・デッド),
デヴィッド・ドルトン(作家)、クライヴ・ディヴィス(コロンビア社長)、ディック・キャヴェット(TVタレント)、
ローラ・ジョプリン(妹)、マイケル・ジョプリン(弟)他
アーカイブ映像:ジャニス・ジョプリン、オーティス・レディング、ジョン・レノン、オノ・ヨーコ、ピンク他
2015年/アメリカ/カラー/DCP/103分
原題:『JANIS:LITTLE GIRL BLUE』
配給・宣伝:ザジフィルムズ
提供:キングレコード
※映画公式サウンドトラック盤(国内版)は、
ソニー・ミュージックより7月末発売予定
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