2016/04/26 17:16
ジェームス・ブラウン(以下:JB)のデビュー60年、没後10年に当たる2016年、彼の伝説を辿るドキュメンタリー映画『ミスター・ダイナマイト:ファンクの帝王ジェームス・ブラウン』(原題:MR. DYNAMITE:THE RISE OF JAMES BROWN)が6月18日より順次全国ロードショーとなる。それに先駆け、各界の著名人より絶賛コメント(http://bit.ly/232CXlO)が到着した。
本作は、ミック・ジャガーがプロデューサーを務め、ジェームス・ブラウン・エステートが所蔵する資料を自由に見られるという、前例のない権利を得て制作された。母親に捨てられ、靴磨きや売春宿の客引きをした不遇な少年時代。それから“ショービジネス界で最も働き者”として音楽シーンに君臨することとなったJBの知られざる素顔と、“ファンクの帝王”と呼ばれるに至った経緯、そして今のアーティストたちに与えた絶大な影響を、未公開映像と全盛期のライブ映像、バンド・メンバーなどの関係者、彼に影響を受けたアーティストたちのインタビューなどで綴る驚異のドキュメンタリー映画ともあって、予告映像の再生数が現在までに7.6万回を超えるなど、既に大きな話題となっている。
そんな本作に今回コメントを提供したのは、岡村靖幸、横山剣(CRAZY KEN BAND)、浜野謙太(在日ファンク)、オカモトショウ(OKAMOTO'S)、YO-KING(真心ブラザーズ)、ROY(THE BAWDIES)などのミュージシャンに加え、いとうせいこう、安齋肇、佐野史郎など、様々なジャンルで活躍する著名人たち。どのコメントも彼らのJB愛を感じ取れる内容となっている。
(C)2014 Mr. Dynamite L.C.
◎著名人コメント一部 ※順不同
<岡村靖幸>
あけすけな差別や暴動や公民権についてのギザギザした争いもない現代。あしたのジョーのような本当のどん底から出てきた男がいない時代。もう二度と、こんな火の玉のような男は現れないでしょう。獣のようなダンスと歌。何故誰も彼のように炎のステップ出来ないかこの映画をみればつくづくわかります。現代はこんな火の玉のような男はいないからです。
<横山剣(CRAZY KEN BAND)>
僕が中学の時、実のお父さんが、若くて綺麗な奥さんと再婚し、その奥さんが「いいからこれ聴きなさい!」って僕にくれたのが『セックス・マシーン』ってLPだった。どうにも説明のつかない何かに胸をかき乱され、ドッと涙があふれ出た。この映画を観てその理由がわかったような氣がします。 JB! とてつもなく悲しく、力強く、物凄い音楽! イイネ!
<浜野謙太(在日ファンク)>
本当に愛しい人ってのはひと言では語れません! メンバーから出てきたJ.Bへの愛&憎 そしてクエストラブさんから出てたJ.Bへの、笑い&超リスペクト。 ジェームス・ブラウンってこれだよこれ! 彼の没後10年、やっと泣けた。 素晴らしい映画です。
<オカモトショウ(OKAMOTO'S)>
こんな人、もう現れないかも。一体、何世代に渡ってシーンの中心にいたのだろう!? 常識は常識を生まない、非凡な才能が新しい常識を作る。インタビューを通して、バンドメンバーがいかにあのスタイルを支えていたかにも気付かされる。ライヴシーンも目白押しで最高!
<オカモト“MOBY”タクヤ(SCOOBIE DO)>
都市伝説の如く語り継がれてきた、JBによる「武勇伝」ともいえる所業の数々。それらがもはや世界遺産クラスな未公開映像、そしてJBに所縁のあるレジェンド達が惜しげもなく語る証言で紡がれたこの映画によって、JBが『I'm Real』、つまり全て事実であり真実であったことが証明された!
<中田亮(オーサカ=モノレール)>
JBドキュメンタリーは全て観ていると思いますが、これほど深く掘り下げて、テーマも広範囲におよぶドキュメンタリーは無かったと思います! かなりハードコアなファンが観ても十分に楽しめる内容で素晴らしい! それから、1970年代中期以後は完全にバサッと切り落としたという潔さもナイスです。
<永田真毅(在日ファンク)>
偉大で過剰なジェームス・ブラウン個人の功績……だけでなく、JB'sを中心とした、バンドマンなら「わかるよ!」と言いたくなるような、苦労や切ない話が満載です。 でも、「大変だったよ~」という裏側には、「奴(JB)と、凄い事をやったんだ」という誇りがあふれていて、見てるこっちも笑顔と、なぜか少しドヤ顔になってしまいます。 具体的に誰がどうとか言うときりがないのですが、とにかくメルビンパーカーの話が最高!! 恐ろしい話なのに語りが最高にグルーブしてるので、気持ちよさしかなかったです!
<YO-KING(真心ブラザーズ)>
濃いねー すごい発明だねー、ファンク! 大発見! あんな音楽、なんでできたんだろう?! 引き寄せたんだろうね、いろいろ。キレッキレだわ。クエストラブの実演解説もサイコー!
<ROY(THE BAWDIES)>
James Brownというソウルマンの言葉、動き、叫びが実際の映像とともに、生きるということの力強さを魂に訴えかけてくる! そして、あの凄まじいコクと、鋭いキレ味で、煮えたぎったJBサウンド門外不出のレシピを紐解くヒントとなる恐ろしいほどに貴重な作品なのです! この生々しい熱気は、あなたの人生を確実に10倍…ファンキーにします!
◎映画『ミスター・ダイナマイト:ファンクの帝王ジェームス・ブラウン』
2016年6月18日(土)角川シネマ新宿、渋谷アップリンク、吉祥寺オデヲンほか全国順次ロードショー
脚本・監督:アレックス・ギブニー
プロデューサー:ミック・ジャガー
出演:ジェームス・ブラウン / ミック・ジャガー / アル・シャープトン / メイシオ・パーカー / メルビン・パーカー / クライド・スタブルフィールド / アルフレッド“ピーウィー”エリス / マーサ・ハイ / ダニー・レイ / ブーツィー・コリンズ / フレッド・ウェズリー / チャックD、アーミア“ クエストラブ” トンプソン
配給:アップリンク / 2014 年 / アメリカ / 115分 / カラー / 16:9 / DCP
関連記事
最新News
関連商品
アクセスランキング
1
Mrs. GREEN APPLE「familie」自身19曲目のストリーミング累計1億回再生突破
2
<ライブレポート>Revo、“サンホラの沼”へ誘う圧巻のパフォーマンスを見せた【Revo's Halloween Party 2024】1日目
3
REIKO×JUNON(BE:FIRST)のクリスマスを描く、清水翔太が作詞・作曲「First Christmas」MV公開
4
師走恒例【サントリー1万人の第九】に絢香/田中圭らが登場 大阪・関西万博【1万人の第九】開催発表に会場歓喜
5
「嘘解きレトリック」「もう9話なのに、ライバルになりそうな悪役が登場とは」「シ-ズン2、絶対必要だと思うんだけど」
インタビュー・タイムマシン
注目の画像