2016/04/18
2016年4月22日と23日、クラシック音楽の歴史の殿堂、東京文化館大ホールにて【billboard classics】コンサートを行うゴダイゴが、4月18日、デビュー40周年メモリアルプロジェクトの発表会を東京スクールオブミュージック専門学校渋谷にて行った。
ミッキー吉野、タケカワユキヒデ、浅野孝已、スティーヴ・フォックス、トミー・スナイダー、吉沢洋治というメンバーが今も揃い踏み活動を続けているゴダイゴ。会見ではその全メンバーに加えて、豪華なゲストが出演。記念すべき場を盛大に彩った。イベント開始後、まずステージを彩ったのは三人組テクノポップ・アイドル、Cupitron(キュピトロン)。三人はゴダイゴの名曲「銀河鉄道999」をテクノ・アレンジでカバー。5月25日に同シングルを発売する彼女たちが、賑やかにステージをスタートさせた。
その後、司会の進行に従いゴダイゴのメンバーがステージ登場。まずは40周年に向けての心持ちを聞かれ、「自分で言うのもなんですが、大したものだなと思います」(ミッキー)、「これからも音楽を通して色んな人を勇気づけたい」(タケカワ)、「もうあと10年頑張って50周年に繋げたい」(浅野)、「(6人揃ったゴダイゴは)“スゲエ音”になっちゃう」(スティーブ)、「40年も続くなんて結婚みたいなもの」(トミー)、「感謝の気持ちでいっぱい」(吉沢)と、6人それぞれが思い思いの言葉で挨拶。個性と同時に、時を経ても変わらぬ仲の良さを感じさせた。
イベントでは4月20日に発売される秘蔵映像満載のDVD BOX『GODIEGO Collectors' DVD BOX2 ~Archives Selection~』のダイジェスト版も上映。1980年、ロック・バンドとして史上初めて中国でライブを行った天津公演の映像や、ネパール公演の映像、そして、神戸ポートアイランドでのライブ映像など、ファン垂涎の映像が次々と流れた。メンバーもそれらの映像をきっかけに改めて当時を振り返り、「(アメリカ滞在時から)“中国で最初にライブを行ったバンドになりたい”という念願があった」(ミッキー)、「初めて人前でベース演奏を披露した」(吉沢)など、こちらも秘蔵のエピソードが次々と飛び出し会場を盛り上げた。
また、【billboard classics】の公演に話題が及ぶと、「ヒット曲だけはないバンドの“らしさ”を楽しんで欲しい」(タケカワ)、「40年間、音楽だけでなく各メンバーが楽器メーカーとも協力してサウンドを進化させて来たので、その魅力も感じて欲しい」(浅野)、「ゴダイゴの音楽のスケール感を表現するのに、これくらいの編成(20名近いストリングスと70名以上のゴスペル・コーラスが参加)だと迫力があって良いのかな」(ミッキー)など、40周年を迎えてさらに成熟するバンドのサウンドへの自信と、公演に向けての意気込みを語った。
終盤、“ネバー”エンディングなツアーになる願いに掛けて、茨城県名産の納豆をモチーフにしたゆるキャラの“ねば~る君”が登場。「ゴダイゴに入れてくれたら、次のシングルは「銀河鉄道710(なっ・とう)」!」など軽快なトークで会場を温めた。さらに、ここでスペシャル・ゲストとして松本零士も登壇。ゴダイゴの音楽で自分のアニメがより一層愛されるものになったことに感謝を述べつつ、「これからまた列車を画面で走らせますので、今後ともよろしくお願いします」と、未来の再コラボの可能性も示唆し、40周年のお祝いに華を添えた。Cupitronから松本まで、幅広い世代が集まったイベントは、それだけゴダイゴの音楽が多くの世代から支持を得ていることの表れでもある。40周年メモリアルプロジェクトと銘打ちつつ、これまでの栄光とともに、これからの活躍をますます予感させる、そんなイベントとなった。
◎イベント概要
2016年4月18日(月)東京・東京スクールオブミュージック専門学校渋谷
出演:ゴダイゴ、松本零士、Cupitron、ねば~る君
◎公演概要
【billboard classicsゴダイゴ コンサート】
2016年4月22日(金)・23日(土) 東京文化会館 大ホール
詳細:http://billboard-cc.com/classics/2016/01/godiego2016/
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