2016/03/17 17:55
ウィル・アイ・アムがジョージ・ルーカス監督の映像製作会社スカイウォーカー・サウンドと組み、音声認識技術の新会社Ambidioを支援することが明らかになった。
ロサンゼルスにあるAmbidioは、当時ニューヨーク大学の大学院生だったIris Wuがニューヨークにある小さなアパートでの良質なリスニング体験を求めて創立した会社だ。同社は、脳をどんな機器においても没入型サウンド体験を届けられるデコーダーとしてみなしている。
一方、ウィル・アイ・アムは2014年、自身のウェアラブル・スマート・デバイス“Plus”でテクノロジー業界に足を踏み入れている。ビーツ・エレクトロニクスの設立株を所有し、NASAと協力してアーティストで初めて火星から曲を発表した。今回のAmbidioへの支援は理にかなったものなのだ。
ウィル・アイ・アムは米ビルボードに、「革新的な技術が好きなんだ。Ambidioに何ができるか、世界中の音楽ファンにどんな体験をさせられるか聞いた瞬間、俺も関わらなくてはと思った」と話している。
また、Ambidioは360度のサウンド体験にスピーカーを2つしか必要としないことや、再生中の機器の音声をリアルタイムで処理するのに、動画やオーディオ・ファイルに直接埋め込むかプラグインするか選択できることで、初めて扱う人を悩ませるという。
ウィル・アイ・アムは、Ambidioがどんなステレオ・スピーカー・システムとも互換性があることに触れ、「例えば、誰でも映画に行けばDolby(ドルビー)を知っている。ドルビーに取って代わろうとは思わない。さらに質を上げたくて、Ambidioが加わることで彼らのサウンドシステムに再び新たな一面を作り出すことになるんだ」と話す。
なお、彼はレコーディングの過程にも革新的技術を取り入れるつもりだ。「俺はリスナーを3次元に没入させる方法で、もっとクリエイティブになれる。全てのプロセスが変わるよ。曲作りに全く新しいアプローチができるから、今までにない体験ができるような本当にすごい新しい音楽を聴けるようになるだろう」と話している。
関連記事
最新News
関連商品
アクセスランキング
1
<ライブレポート>B'zが37年の歴史でファンと築き上げたパッション――ライブツアー【B’z LIVE-GYM 2025 -FYOP-】
2
【ビルボード】Number_i『No.II』が通算4度目となる総合アルバム首位 IMP.の2ndアルバムが2位に登場
3
【先ヨミ】King & Prince『STARRING』20.5万枚で現在アルバム1位独走中
4
Nissy、45万人が熱狂した2度目の6大ドームツアーを映画化 初日舞台挨拶のオフィシャルレポート到着
5
DOMOTO、「愛のかたまり」Spotify Live VersionをYouTubeプレミア公開&『THE FIRST TAKE』音源も配信へ
インタビュー・タイムマシン
注目の画像